光源によって同じものでも色の見え方が変わる性質のことです。
照らす光源が変わると、同じ色が違って見えたりします。このように光源が色の見え方に及ぼす性質を演色性といいます。 色の見え方が自然光(太陽光)で見た場合に近いほど、その光源は演色性が良いといい、逆の場合は演色性が悪いといいます。演色性は、日本ではCIE(国際照明委員会)の評価法に基づくJISの演色性評価法によって判定され、一般的には、平均演色評価数(Ra)を使って表します。一般にRaが80以上なら、演色性が良いといえます。 光源によって演色性が異なるのは、光源に含まれる各波長の強度が異なるからです。 これは、それぞれの光の分光分布*を比べるとわかります。たとえば、自然光(太陽光)には、波長の異なる光が可視光領域内(380nm~780nm)にほぼ均一に含まれていますが、白色蛍光灯では含まれる光の波長の分布状態にかなりバラツキがあります。 この分光分布が自然光に近い光源ほど、色の見え方が自然光と近く、演色性が良いというわけです。 シチズン電子では色見え方にこだわった製品開発を進めています。 製品一覧:https://ce.citizen.co.jp/products/led_category