皮内という免疫細胞が豊富に存在する部位に安定・簡便にワクチンを投与するデバイスを目指します
・ワクチン投与量を筋肉内投与(IM)や皮下投与(SC)に比べ削減しても同等の活性を維持できる皮内投与(ID)デバイスです。 ・手技の難しい皮内投与をスタンプの様に皮膚にデバイスを押し当てるだけで簡便、安定的に投与可能にすることを目指し、開発を進めています。 ・世界初の弊社樹脂製ランセット針“ピンニックス ライト”の技術を応用しています。単回使用後に再使用不可となる針先自動格納機能を有しており、配布型製剤や針刺し事故回避に適した設計となっています。 ・ワクチン用途の他、抗体医薬品を始めとした広範な医薬品への適用について、血中持続時間の向上による薬物動態学的特性の改善が可能です。
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基本情報
弊社デバイスでは、スタンプの様に押し当てることで針先角度の微妙な調節手技が必要無く、簡便かつ再現性高く実施可能な投与デバイスの開発を目指しています。 また、従来の金属針では廃棄後の針刺し事故による二次感染リスクが深刻な問題となっていましたが、弊社が開発したランセット針 PINNIXの技術を応用した樹脂製針を採用することで、使用後すぐに焼却可能となり、医療廃棄物に起因する二次感染リスクの解消もまた目指しています。 そして針を含む筐体の殆どが樹脂で構成されていることから安価であり、かつ滅菌済み個包装の形態で配布可能な供給体制を目指しています。 これにより、将来的には医療機関から各家庭へワクチン充填済みデバイスを配布し、各家庭において自己投与を可能とすることで、途上国におけるワクチン普及を劇的に推進できる未来を目指しています。
価格帯
~ 1万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
・ワクチンの投与量削減による1 doseあたりの製造原価削減 ・バイオ医薬品の血中持続時間延長による薬物動態学的特性の改善
詳細情報
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ライトニックスは、「蚊」の針に着想を得た独自のワクチン投与デバイスにより、ワクチンを取り巻く社会課題を解消し、世界の感染症予防に対する国際的な医療革新を目指しています。
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ライトニックスは2002年に環境と人にやさしい医療機器の開発を目指し立ち上げたベンチャー企業です。 研究の結果、2012年に植物生まれの樹脂製ランセット針の完成にいたり、厚生省およびFDAの承認を受け、材料からすべてMade In Japanのランセット針を上市しました。 蚊の針を模倣した弊社独自技術により、従来の金属針と比較して傷口が小さい低侵襲な設計技術の開発に成功しました。 現在はまた、この技術を生かし、皮内投与ワクチンデバイスの開発などに力をいれています。