環境由来の放射線をシャットダウン! IMPROMAT γ線測定装置
NaI(Tl)シンチレーション検出器を搭載しており、シンチレータから発せられる微弱な光を光電子増倍管で増幅し電気信号に変換して放射線を計測します。 50keVから2000keVまでのエネルギーを持つγ線を放出する放射性汚染物質の検出が可能であり、検出限界は、鉄鋼試料の場合、通常の環境下での放射線量であれば、測定時間30秒で0.02Bq/g(Co-60換算)より良好です。 検出器及び試料室は厚さ70mmの鉛BOXで遮蔽されているため、環境由来の放射線(γ線)を遮断し、試料本来の放射能を高精度に測定が可能です。 また、起動後は、バックグラウンドを連続的に測定しており、稼働中の環境変動にも対応しております。 手動測定のみならず、TCP/IP通信でマスターPCと接続した自動化ロボットサークルに組み込むことも可能です。 ・NaI(Tl)シンチレーション検出器 ・約0.02Bq/g Co60-eqの測定が可能 ・自動化ロボットとの接続により、オートメーション化が可能 ・標準試料半減期反映済みソフト ・上位へのデータ転送が可能 ・鉄鋼、非鉄(銅、アルミ)、食品など幅広い試料に対応
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ハルツォク・ジャパンは前処理装置の専門企業として約30年歩んでまいりました。弊社が扱う前処理装置とは、分析装置に最適な状態の試料を作成する装置のことを言います。 近年、分析機器の高性能化が進み、より精度の高い分析が行えるようになりました。しかし、一方で分析精度が上がれば上がるほど、前処理工程の出来で分析結果が大きく変わるという状況が進んでいます。例えば、最高スペックの顕微鏡があったとしても、試料を観察するための研磨でコンタミ、脱落、ダレ等々で仕上がりの悪い前処理は分析精度は低いものになります。逆にスペックの低い顕微鏡でも奇麗な研磨が出来ていれば精度の高い分析結果が得られます。 設備投資でも後回しにされやすい前処理設備ですが、高い分析精度を求めるほど前処理工程の結果が効いてきます。そして、この前処理工程はアナログ的で経験則に頼るところが大きい分野です。ハルツォク・ジャパンは前処理分野で長年培ってきたノウハウでお客様の品質向上に貢献してまいります。