各硫化水素ガス除去方式のメリットとデメリット
硫化水素ガスの除去方法は多様にあります。 今回は、硫化水素ガス対策でよく採用される (1)化学吸着剤方式と(2)光触媒方式で比較実験を行いました。 1m3の容器内に3.4ppm(3400ppb)のガスを充填を行い、化学吸着剤方式と光触媒方式の装置で除去性能の比較実験を行いました。 グラフのデータ通り、化学吸着剤方式は光触媒方式より鋭利にガス濃度が下降する事がわかりました。 光触媒は3.4ppm→0ppmになるまで120秒位要したのに対して、化学吸着剤は40~50秒程度で除去が完了しています。 化学吸着剤をつかった除去装置を採用する事で、硫化水素ガスが侵入してきた際電子機器への硫化水素に曝露されている時間を最小限にさせる事が可能である事がわかります。
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基本情報
化学吸着と光触媒のメリット デメリット (1)化学吸着剤 <メリット> ・吸着速度がとにかく早い ・化学反応で硫化水素ガスを除去するので、ガスが再放出する事がない。確実にガスを除去できる。 <デメリット> ・吸着量が満タンになると効果が無くなる。要吸着剤の交換 (2)光触媒 <メリット> ・理論上はノーメンテナンスで運用できる。(実際はフィルタ洗浄とLED光源の交換が必要) <デメリット> ・装置が高価 ・ガス除去速度が遅い
価格帯
納期
用途/実績例
水処理現場、地熱発電所等
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企業情報
株式会社ジェイエムエスは『環境計測』をキーワードに昭和51年 (1976年)7月に設立されました。 以来、日本の環境計測のパイオニアとして海外からの優秀な計測機器の 輸入を手始めに、国内製造を手がけ、国内の環境対策に貢献してきました。 また環境計測の延長として省エネ、プラント腐蝕対策機器などにも 業務を拡大して参りました。 2003年9月にISO9001:2000の認証取得(2021年9月 ISO9001:2015に更新)(LRQAリミテッド)。 今後ますます製品とサービスのお客様満足度を高めることをお約束いたします。 法令順守を最重要案件と位置づけ、会社のモットーである 『Make Japan Beautiful』 を実現するため社員一同邁進する所存であります。