全331仕様、高電圧 xEV、産業機器等の電力変換機器のノイズ対策。最大6次フィルタ減衰量を算出できるシミュレーションを公開。
トーキンでは自動車用途のEMC対策用コモンモードチョークとして、業界に先駆けて車載規格AEC-Q200に準拠、定格電圧1000VAC/DC、全331仕様のSC-XVコイルをリリース。また、お客様の設計の一助となる【SC-XVシリーズ フィルタ回路減衰量特性シミュレーション】を当社WEBサイトに開設。2024年2月22日開催の当社ウェビナーにて、最大6次フィルタ減衰量を算出できるシミュレーション方法についてご紹介します。 ※ウェビナー参加希望の方は、下記の関連リンクよりご登録お願いいたします。 SCF/SCR/SCT-XVシリーズは、コアサイズ外径19/25/29/39mmの4種類、形状は縦型・横型の2種類、単相・三相タイプの組み合わせからなる321アイテムを取り揃えております。 デュアルモードコイルSCN-XVシリーズは、コアサイズ外径35mm・形状は高さが異なる2種類の単相タイプで10アイテムを取り揃えております。この豊富なラインナップから、様々なアプリケーションで抑制したいノイズ周波数に応じた好適な仕様の選択が可能です。
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基本情報
SC-XVシリーズは、EMC対策において抑制したいノイズの周波数帯域に応じたコア材質を選択できます。主な特徴と基本構造を以下に示します。 <SCF-XVシリーズ> コア材質:ナノクリスタル 特長:コアにナノクリスタル材を用いたシリーズ。高い透磁率を持ちながら広帯域のノイズ抑制に対応し、高インダクタンス、+150℃高耐熱を実現。 <SCR-XVシリーズ> コア材質:フェライト S15H 特長:独自開発の高透磁率フェライト:S15Hコアを使用。低周波領域のノイズ抑制に適し、高インダクタンス、+120℃対応。 <SCT-XVシリーズ> コア材質:フェライト 7HT 特長:高キュリー温度、高Bs(飽和磁束密度)特性を特徴とする、独自の新開発フェライト:7HTコアを使用し、+150℃高耐熱を実現。 <SCN-XVシリーズ> コア材質:フェライト 7HT 特長:デイファレンシャルモードとコモンモードノイズ抑制の2つの機能を1つのコイルに組み合わせたデュアルモードコイル、+150℃高耐熱を実現。
価格帯
納期
用途/実績例
SC-XVシリーズは、車載規格AEC-Q200に準拠し、近年の高電圧化が進むxEV用途にも対応するため、定格電圧を1,000V AC/DCとした車載用コモンモードラインフィルタです。車載電装品におけるEMC対策要求が高まり必須となっている状況において、車載用として幅広いラインアップの標準品は非常に有用です。 主なアプリケーションとしては、ESP、DC/DCコンバータ/ヒートポンプシステム/車載充電器などが挙げられます。また、車載機器同様に、過酷な環境で要求の厳しい産業機器の電力変換アプリケーションにも適しています。
ラインアップ(7)
型番 | 概要 |
---|---|
SC19XVシリーズ | コアサイズ外径19mm |
SC25XVシリーズ | コアサイズ外径25mm |
SC29XVシリーズ | コアサイズ外径29mm |
SC39XVシリーズ | コアサイズ外径39mm |
SC39XV-S三相シリーズ | コアサイズ外径39mm、三相 |
SC39XV-Y三相4線シリーズ | コアサイズ外径39mm、三相4線 |
SC39XV-Z三相4線非対称シリーズ | コアサイズ外径39mm、三相4線非対称 |
カタログ(8)
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トーキンの原点は「素材」にあります。 いま人間社会は、情報通信技術の普及進展により、グローバルなユビキタス社会に向けて進化しています。このイノベーションを牽引するキーデバイスを、素材に遡って創造していくことが、弊社の使命であると考えています。 独自の素材開発力と高密度デバイス製造力をベースに、社会の活流を司るデバイスを創造すること。そしてこれをもって、高度な情報通信技術を基盤とした活力ある社会の実現に、微力ながら貢献して参りたいと思います。