非金属介在物・析出物の抽出分析が可能です。
鋼中の非金属介在物や析出物は、鋼の諸特性に大きな影響を及ぼします。抽出分析では、特殊な溶液を用いて鋼材から介在物・析出物を抽出分離し、各分析手法と組み合わせることで、介在物・ 析出物の量、組成、大きさ、形状などを評価することができます。
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基本情報
鋼中の非金属介在物や析出物は、鋼の諸特性に大きな影響を及ぼすため、その大きさや量を把握することは重要です。例えば、Al2O3などの非金属介在物は、強度の低下を招いたり、破壊の起点となることが知られています。また、析出物(金属間化合物)は、高温強度を向上させる場合もあれば、脆化の原因となる場合もあります。抽出分析では、特殊な溶液を用いて鋼材から介在物・析出物を抽出分離し、各分析手法と組み合わせることで、介在物・析出物の量、組成、大きさ、形状などを評価することができます。一般的に、介在物の評価として樹脂埋込サンプルを顕微鏡で観察する方法が広く利用されていますが、この手法は2次元的な評価であり、研磨面に現れていない部分は無視しています。また、破壊の起点となるような大きな介在物を探す場合には、膨大な面積を観察する必要があるため、現実的に困難です。一方、抽出分析は、一度にグラム単位の試料を評価することができ、介在物の3次元的な形状観察やサンプル重量あたりの介在物を定量できるという特長があります。
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用途/実績例
構造用鋼の窒化アルミニウム(AlN)抽出分析
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大同分析リサーチは、あらゆる材料分野で蓄積してきた信頼性の高い分析・解析技術と、広範囲な業界のお客様からいただいた課題をもとに、先進シンクタンクの構築を進めてまいりました。お客様の種々な課題に対し、最少費用と最短納期で問題解決を図ります。今後も最新鋭の設備と高度なマンパワーを駆使してお客様の研究開発を支援し、未来を豊かに彩る製品づくりのお手伝いをさせていただきたいと考えています。