EBSDにより材料の結晶構造や結晶方位の評価が可能です。
弊社では、調査目的に応じて、適切な手法によるEBSD解析が可能です。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
EBSDとは、後方散乱電子回折(Electron BackScatter Diffraction:EBSD)のことで、走査型電子顕微鏡を用いて、材料のミクロな結晶組織を観察する方法です。結晶性試料に電子線を照射すると、電子は非弾性散乱し、結晶格子面で回折され、菊池パターンと言う回折図形を持った反射電子として放出されます。この菊池パターンに方位の指数付けを行う事で、結晶方位を求めることが出来ます。IPF(Inverse Pole Figure) mapは、結晶方位を示すマップであり、圧延板材や磁石の各結晶粒の配向状態の確認等に適用されます。KAM(Kernel Average Misorientation) mapは、局所的な方位差を示す解析手法であり、圧延等の塑性変形に起因する歪み量の確認等に適用されます。Phase mapは、菊池パターンから相を判別し、相毎に色付けたマップであり、マルテンサイト中の残留オーステナイトの判別等に適用されます。PF(Pole Figure)は、極点図(試料座標系基準で特定の結晶方位がどの方位を向いているか、ステレオ投影を用いて円で示した図)です。
価格帯
納期
用途/実績例
材料の結晶構造や結晶方位の評価
カタログ(10)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
大同分析リサーチは、あらゆる材料分野で蓄積してきた信頼性の高い分析・解析技術と、広範囲な業界のお客様からいただいた課題をもとに、先進シンクタンクの構築を進めてまいりました。お客様の種々な課題に対し、最少費用と最短納期で問題解決を図ります。今後も最新鋭の設備と高度なマンパワーを駆使してお客様の研究開発を支援し、未来を豊かに彩る製品づくりのお手伝いをさせていただきたいと考えています。