独自の燃焼技術を基に環境にやさしい木質バイオマスボイラを自社開発!
熱供給システムにおいて、既存の化石燃料ボイラに本設備を併設することで、非化石燃料化を図り安定した熱利用を提供します。当社オリジナルの燃焼技術で、これまで含水率が高く燃料化できなかった椎茸菌床や湿潤チップにも対応できる国産の木質バイオマスボイラです。 木質バイオマス燃料は、カーボンニュートラルの観点から大幅な二酸化炭素排出量削減につながり環境問題対策に貢献できるものですが、本設備の導入によりこれまで利用できなかった資源の燃料化が図られ、カーボンニュートラル実現を早めることが期待できます。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
設備名:木質バイオマスボイラ 型 番:無圧式温水バイオマスボイラ(SANSANBIO)、無圧式小型温水バイオマスボイラ(SKB-S型) 無圧式大型温水バイオマスボイラ(SKB-L型) 出 力:100~1,000kW 燃 料:薪、チップ、廃菌床 特 徴:非化石エネルギーでカーボンニュートラルと定義されている木質バイオマス(薪、木チップ、廃菌床、災害木質がれき)を燃料とします。 制御盤による集中管理システムで各種パラメータを入力し、自動運転を行います。PCモニター・スマートフォンでの遠隔監視もでき、リアルタイム監視が行えます。 オリジナル火格子からの一次空気と燃焼室上部からの二次空気により燃焼を促進させ煙の発生を抑制します。 オリジナル火格子はコンパクトな構造のため、炉内を最適に設計でき初期費用を削減させ、メンテナンス性が向上します。 サイクロン集塵機は3Dによるモデリングと流体解析等による設計で最適な集塵が可能となります。
価格帯
納期
※お気軽にお問い合わせください。
用途/実績例
温浴施設・園芸施設・陸上養殖・工場などの熱(温水/温風/蒸気)利用を目的に本設備を導入します。
詳細情報
-
燃料(木チップ、廃菌床)を燃料サイロへ投入後は、運転は自動で行います。燃料は搬送設備を使用し燃焼炉へ供給され、設定温度に保ちます。制御システムにより運転員の省力化、操作性向上、無人運転、遠隔監視による管理を達成します。
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
---|---|
無圧式温水バイオマスボイラ(SANSANBIO) | ●炉内の燃焼状態に応じて自動供給し、独自の自動演算制御システムで燃焼を安定させます。 ●一次空気を効率よく取り込み表面燃焼を行い、発生したガス等は燃焼室上部からの二次空気により空間燃焼を促進させ煙の発生を抑制します。 ●含水率の高い燃料でも燃焼可能です。 ●サイクロン集塵機は3Dモデリングと流体解析による設計 |
無圧式小型温水バイオマスボイラ(SKB-S型) | ●手動投入のため、廃材・剪定枝等の燃料利用に適しています。 ●投入口に入る木質燃料(約50cm×60cm×100cm)までの、丸太や枝葉も利用可能です。 ●手動投入に加えて、チップサイロを装備すると自動運転も可能です。 ●出力 100kW~300kW |
無圧式大型温水バイオマスボイラ(SKB-L型) | ●東北大震災の時、震災がれき(木質)を燃料として活用したボイラです。 ●投入口に入る木質燃料(約2m×1m)までの、枝葉や根幹部も利用可能です。 ●手動投入に加えて、チップサイロを装備すると自動運転も可能です。 ●出力 500~1,000kW以上 |
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
当社は1951年に創業し、当社が掲げる「人と環境との共生」の事業は、土木や港湾整備などの公共工事にとどまらず、総合建設から不動産分野へ発展を遂げてきました。バイオマスボイラ開発は、お取引先から「国産バイオマスボイラはないのか」というお問い合わせを受け、なければ作ろうがきっかけです。そして、高含水率で燃料に不向きであった廃菌床の燃焼に成功し、しいたけ生産工場にバイオマスボイラを納入しました。その開発で培った技術は木質バイオマスボイラへ展開し、地元長崎県から福岡県、遠くは関東、東北、北海道の自治体や農業関係法人に納入実績があります。当社オリジナルの燃焼制御システムは、木質バイオマス燃料の形状、種類、高含水率に対応できる国産バイオマスボイラです。 当社ボイラは、木質バイオマスを燃料として発生するエネルギーを「熱利用」します。熱利用は、効率を80%以上引き出すことができ、小規模な利用から始めることができます。燃料は、薪やチップ、廃菌床が利用できます。