湿潤チップ対応可能な国産バイオマスボイラ
1.自動運転 ●燃料供給は、木質チップの状態と炉内の燃焼状態に応じて自動供給します。独自の演算制御システムによる自動運転で安定燃焼が可能です。 2.煙の抑制 ●本設備の燃焼装置は当社オリジナル設計の火格子です。一次空気を効率よく取り込み表面燃焼を行い、発生したガス等は燃焼室上部からの二次空気により空間燃焼を促進させ煙の発生を抑制しています。燃料量と空気量は制御システムでコントロールしています。 3.含水率の高い燃料でも燃焼可能 ●薪や木質チップに加え、これまで含水率が高く燃料にできなかった椎茸菌床も燃料に!椎茸菌床は、生物由来のおが粉が主成分のためバイオマス燃料に該当します。高含水率菌床の燃焼技術を導入してしているため、椎茸菌床に限らず、湿潤チップなど他の含水率の高いバイオマス素材でも燃焼可能なボイラです。 4.制御盤で簡単操作 ●制御盤による集中管理システムで各種パラメータを入力することで自動運転を行います。PCモニター・スマートフォンでの遠隔監視ができ、リアルタイム監視が行えます。 5.サイクロン集塵機 ●3Dによるモデリングと流体解析による設計で最適な集塵が可能です。
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基本情報
■最大出力:300~500kW ■着火方式:灯油バーナー ■電気容量:8~10kW ■電源仕様:3相200V 50/60Hz ■外観寸法:お問い合わせください。(オリジナル設計可) ■燃料保管:お問い合わせください。(立地条件などで設計します。地下式or地上式対応可)
価格帯
納期
用途/実績例
温浴設備・園芸施設・陸上養殖・工場などの熱(温水/温風/蒸気)利用
詳細情報
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温浴施設利用例
企業情報
当社は1951年に創業し、当社が掲げる「人と環境との共生」の事業は、土木や港湾整備などの公共工事にとどまらず、総合建設から不動産分野へ発展を遂げてきました。バイオマスボイラ開発は、お取引先から「国産バイオマスボイラはないのか」というお問い合わせを受け、なければ作ろうがきっかけです。そして、高含水率で燃料に不向きであった廃菌床の燃焼に成功し、しいたけ生産工場にバイオマスボイラを納入しました。その開発で培った技術は木質バイオマスボイラへ展開し、地元長崎県から福岡県、遠くは関東、東北、北海道の自治体や農業関係法人に納入実績があります。当社オリジナルの燃焼制御システムは、木質バイオマス燃料の形状、種類、高含水率に対応できる国産バイオマスボイラです。 当社ボイラは、木質バイオマスを燃料として発生するエネルギーを「熱利用」します。熱利用は、効率を80%以上引き出すことができ、小規模な利用から始めることができます。燃料は、薪やチップ、廃菌床が利用できます。