こちらは株式会社ミツヤで製作をしました板金加工のマシンフレームカバーの製作事例のご紹介です。
本案件は鋼板材のみを使用した板金加工のマシンカバーです。当初は補強材として角パイプやアングルなどを組み込んだ製缶板金加工の製品でありましたが、特に角パイプの角のR部と鋼鈑材の面を溶接すると、鋼板材の表面の溶接痕が溶接熱で強く引っ張られて凹凸歪が大きくなるため、溶接痕を分からなくするための仕上げ作業に大きく時間を要していました。そこで、株式会社ミツヤからVA案で角パイプやアングルなどとほぼ同等の効果を持った曲げ板材の板金加工の部材に変えることを提案し、歪みを小さくすることで仕上げの工数を削減しました。また、板厚も当初は5種類あったのですが、VA提案で2.3tと4.5tに絞り込むことで、レーザ加工や曲げ加工の金型交換の前段取り工数を大幅に削減することが出来ました。
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基本情報
本製品は部品製作ブログラム数が44点、加工部品点数が60点と非常に多く、また、大きな製品となります。製作は左右の大きなカバーと中央のカバーをバラバラで製作し、最後に合体する方法で製作をしております。溶接作業場から出荷作業場へ運び出す作業も大変で、当初は何処に負荷をかけて良いのか分からす、破損したりもしていましたが、プラスチックパレットやクレーン、フォークリフトを工夫しながら運び出すことで、今では簡易に運び出すことが出来ました。 本製品の一番の課題は製品の高さになります。高さが2,450mmあるため、通常規格のバンボディ(上下ウイング開閉式)のトラックでは運びだくことが出来ず、お客様が平ボディのトラックで引取をしていただき、塗装業者へ納品しています。塗装業者も特殊のバンボディのトラックを保有している為、日時が合えば引き取っていきます。
価格帯
納期
用途/実績例
株式会社ミツヤでは大型の板金加工のマシンフレームカバーから小型の板金加工のマシンカバーまで様々種類の板金加工のカバー類を長年製作しており、多数の実績があります。 マシンフレームカバーやマシンカバー、板金加工品でお困りのことがございましたら、株式会社ミツヤにお気軽にご相談ください。
企業情報
工作機械専用機の安全カバーを自社にて設計から取付まで一括施工する企業として創業しました。現在ではその中で培われた技術と知識を基に、安全カバーの他に多種多様な板金加工品、製缶加工品、機械加工品、塗装、メッキを協力企業と共にトータルでお客様へ提供しています。自社の設計は3DCADを使用している為、仕様確認をお客様にお願いした時に見易いとご好評を頂いています。製作は多品種少量生産を得意とし、短納期対応や、品質強化対応、VA提案によるコストダウン等、お客様のお困りの案件に応えるよう、日々技術向上に努めています。