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「60歳になったら、引退して自分のやりたい事をやる」と 何人の経営者から聞いただろうか? しかし、現実はそうはいかない事が多い。 これも経営者という選ばれし人の宿命かもしれない。ある社長は創業40年、年齢65歳から急激に成長された。中学卒業後、四国地方から上京され、丁稚奉公に入った。仕事を覚え、奥さんと独立された。 経営は順調な時だけではなく、 ある時期に業績が苦しくて賞与が出せない時があり、社員から「利益を出せる会社にしましょう」と励まされた。 賞与が出せない時に、社長に相談され、会社の基盤づくりのお手伝いをさせてもらうようになった。 幹部の大半が中卒であった。しかしよく働く素直な人たちであった。 みんな馴れない経営基盤づくりに悪戦苦闘しながら、挑戦された。そして創業し、40年かかったが、基盤が出来始めてからの急成長である。 社長の粘りと信念と先見性で現在では地域にとってなくてはならない環境分野先端企業に成長された。その社長は社員に夢を語っている。 本当に楽しそうに話をされる。経営者人生を締めくくる晩節に成長している事は本当に素晴らしい事だと思う。