SS400を長期間錆びさせない塗装方法
『SS400とは?』 JIS(日本産業規格)では一般構造用圧延鋼材と呼ばれる鋼材の規格があります。 一般構造用圧延鋼材は材料記号にてSSと表され、引張強さの最低が400MPaとなるので「SS400」となります。 幅広い分野で使用されているので、流通量が多く安価で入手する事ができる鋼材です。 機械加工や溶接がしやすく、汎用性が高い事などの特徴があります。 一方で鋼材の中では柔らかい素材なので高い強度が必要な部分では使用が難しい、錆びやすいので防錆処理が必要といった短所もありますので、何かしらの錆を防ぐ処理が必要です。 また鋼材を製作する過程で高温になった表面と酸素が結びつき生成された「黒皮(ミルスケール)」で覆われていますが、黒皮を除去しなければ防錆処理は長持ちできません。 黒皮を除去する方法は「酸洗い」「ブラスト」と2種類あり、より長期間錆を防ぐには「ブラスト」が優れています。 ブラストで黒皮といった異物を全て除去+凹凸に表面を形成した素地へ防錆処理を行う事で、SS400は長期間錆びません。
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『錆を防ぐ方法』 SS400は錆びやすい材質なので、そのままでは簡単に錆が発生します。 錆びても問題のない製品以外は基本的に錆を防ぐ処理を行い使用されています。 防錆処理で広く行われている処理方法はメッキ、黒染め、塗装となります。 黒染めは防錆能力が低く安価、塗装は防錆能力が高く高価といった傾向があります。 それぞれメリット・デメリットがあるのでどの処理方法を選ぶかは使用される環境や耐用年数を考慮する必要があります。 『黒皮の除去方法』 黒皮を除去する方法は2つあります。 1、「硫酸・塩酸などの強酸につける酸洗い」 表面の黒皮・錆・油分を酸の力で溶解します。 液体に浸かる事が出来れば複雑な形状でも処理可能なのが大きなメリットです。 一般的にメッキ加工の前処理として行われています。 2、「粒子を衝突させ表面を削るブラスト」 表面に付着した異物(黒皮・錆・塗膜・汚れ・油分など)を全て除去できます。 完全に金属素地を露出させ、表面に凹凸を形成する事で密着性の向上も図れるため最も効果の優れた処理方法です。 一般的に塗装の前処理として行われています。
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