St3は肉眼で見える表面の密着性の弱い付着物(油、汚れ、錆、酸化物など)は取り除きますが、強固に密着した付着物は許容されます。
『ISO St3の作業方法』 1.表面に付着しているスラグなどを除去する。 2.表面に付着している油脂、グリスなどを溶剤などを用いて取り除く。 3.電動工具にて表面に弱く付着している有害物質を取り除く。 4.電動工具の使用できない箇所は手工具を使用し処理を行う。 5.清潔な乾燥空気で埃やゴミを取り除く。 『ISO St3の注意点』 作業上の危険性 ・電動工具を使用しますので、適切な保護具の着用と火花が発生するので火災への予防が必要です。 作業完了後の塗装工程 ・処理後の表面は活性となり短時間のうちに錆が発生しますので、早急に塗装を行う必要があります。 ・電動工具で処理できないような隅や複雑な構造部は手工具なども併用して処理を行う必要があります。 ・ISOビジュアルブックの写真と比較し、加工の合否を判断します。 原田鉄工ではSt3での素地調整も対応しておりますが、 St3の素地調整では洗浄度・密着性が不十分の可能性があるので、基本的にはブラストでの素地調整を推奨しております。 詳しくは下記関連リンクURLをご覧下さい。
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『ISO St3で行うメリット』 ISO St3は電動工具と手工具を併用する洗浄度の規格。 ブラストは設備が必要となる上に粉塵や騒音が発生しますので、周辺環境を考慮し難しい場合などで選定される規格となります。 また作業時間とコストがかかるため大規模・広範囲に対しての作業には向いていませんが、一部損傷した塗装を修正する場合などにもSt3にて素地調整を行う事もあります。 設備が必要でないので便利な方法ではありますが、固着した錆・ミルスケール・塗膜を除去する事ができません。 『まとめ』 St3は素地調整の規格であり、ブラストではなく電動工具を使用する方法。 付着力の弱い有害物質の剥離は必要とされますが、固着したものに限り許容されます。 加工範囲が広範囲・大規模の場合には膨大なコストと作業時間が必要となるため不向きとなりますが、ブラストでの素地調整が難しい場合に使われる規格となります。 どの程度素地調整が必要となるか?は鋼材の状態によって変わってくるため、要求基準を明確にしておかなければ早期の塗装不良へと繋がる恐れがあります。明確な要求基準の判断が難しいので要求・施工には注意が必要です。
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お客様の困ったを良かったに そんなお客様のご要望にお応え致します。 「無」から「有」へ。 「大量生産」ではなく「オンリーワン」の創造。 そのお望みを叶えるのが、原田鉄工です。 様々なお客様のニーズにお応えできるよう材料調達から塗装、据付けまで一貫した生産サービスを提供し、納期短縮とトータルコスト削減のお手伝い。 創業70年以上の長い経験の中で磨き上げた技能とノウハウにより、更なる製品の「高付加価値」を提供する為に全力で取り組んでおります。 製作、塗装についての相談などありましたら、何でもお気軽にご連絡ください。 お待ちしております。 ブラスト・塗装の事ならお任せください。 原田鉄工株式会社 広島 TEL:082-232-2445 FAX:082-293-0286 担当:垰(タオ) 携帯:090-3742-9768 メール:bousei@harada-tekkou.co.jp ご相談、御見積りなどご気軽に連絡下さい。
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当社は、多様な現場のニーズに合わせた製造を行っております。 能力・立地の良さと徹底した品質管理や納期管理で、お客様のご要望に対応。 材料発注から製缶、加工、素地調整、塗装まで全てお任せください。 また、防錆に関して長年に渡り研究開発に努め、「防錆部」として確固たる 技術と設備を有しており、塗装の色剥ぎ作業等も行っております。 ご要望の際はお気軽にお問い合わせください。