コイルの巻替修理でお客様の費用を削減
■コイルの巻き替えとは ・コイルの巻き替えとは、老朽化したコイルをスロットと呼ばれる鉄芯から抜き取った後に、新規に製作したコイルと絶縁物をスロットに挿入した上で、ワニス処理などを施す加工方法です。 ・弊社では、各種モーターコイルの巻替え(巻き直し)修理を行っています。低圧かご形モーターのステーターコイルはもちろんのこと、高圧モーターのステーターコイル、直流モーター、巻線形モーター等、モーター種類を問わず巻替え・製作が可能です。回転子(アマチャー/ローター)コイルの巻替え修理にも対応しております。また、ブレーキコイルやマグネットコイルの巻替え修理や、研究開発用途等の特殊コイルの試作も承っております。 ■釜石電機の強み ・当社は創業以来モーター・ポンプの整備を手掛けておりますが、焼損コイルの巻き替え整備も創業以来取り組んでおり、当社の強みの1つでもあります。 ・コイル巻き替え整備の全国対応を開始致しました。コイルが焼損してしまいお困りのお客様は、お気軽にお問い合わせください。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
■当社のモーターコイル巻き替え(巻き直し)整備の特長 1. モーターの種類、モーターの出力容量に制約はありません。高圧モーターや直流モーター等々、さまざまの種類のモーターに対応しています。 2. 創業以来、70年余、モーターコイルの巻き替え、含浸による絶縁補強、溶射施工など技術を磨き上げており、品質に自信があります。モーターコイルを巻き直すだけではなく、モーターコイルの寿命を延ばします。 3. お客様ごとのモーターの状況に応じて、適切な延命化措置を提案します。新品のモーターに買い替える場合に比べて、お客様の費用を軽減します。 4. お客様の状況に応じて、特急対応を検討いたします。まずは、ご相談ください。 ■古いモーター/海外製もサポート <コイル巻き替え(巻き直し)整備対象モーター> ・低圧かご形モーター ・巻線形モーター(固定子/回転子コイルどちらも可) ・高圧モーター ・直流モーター(固定子/回転子どちらも可) ・ブレーキコイル ・マグネットコイル ・発電機用の各種コイル ※上記は一例です。さまざまな種類のモーターコイルの巻き替えが可能ですので、どうぞご相談ください。
価格情報
無料でモーターコイルの巻き替え(巻き直し)料金を見積ります。見積照会だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
納期
※容量30kW以下の低圧かご形モーター:5営業日程度(特急対応の場合)、 容量30kW以上の低圧かご形モーター、その他モーターコイル:10営業日程度(要確認)、高圧モーター:要確認・要相談
用途/実績例
・直流モーターアマチャーコイルの巻替え(75kW) ・高圧モーターステーターコイル巻き替え(340kW) ・巻線形高圧モーターのコイル巻替え(75kW8P) ・船舶向け発電機用ローターコイル巻替え(400kVA) ・ステータコイルの巻き替え(55kW360V6P ) ・水中ポンプモーターのコイル巻き替え(37kW) ・発電機用励磁コイル巻き替え ・クレーン用ブレーキコイルの巻替え修理
詳細情報
-
お客様より、ブレーキコイルが焼損したとの相談があり、現地より引き取り、工場にて修理しました。当該品は、今回ご紹介するのは、物流拠点で使われている10tクレーン車の電磁ブレーキコイルの巻替修理です。 ●整備前の状態(Before) お客様からのご連絡の通り、ブレーキコイルが完全に焼損している状態でした。 ●整備結果(After) 施工の際は、分解をしてばらす際に、コイルの巻数を確認していきます。コイルが巻きあがったら、ワニス含浸、コンパウンド処理、ワニス仕上及び各種の絶縁処理をして完了です。 ●ワンポイントアドバイス ブレーキ不良が確認される際は、ブレーキコイル焼損が疑われますので、お気軽にお問合せ下さい。モーター用コイル以外でも修理・製作・試作承りますので、お気軽にお問合せ下さい。
-
高圧モーターステーターコイル巻き替え ●整備前の状態(Before) 長年使用しているモーターであり、コイル焼損状態ではないものの、経年劣化傾向が確認されました。お客様より、「数年後に計画的な設備更新を予定しているが、設備更新時期までトラブルなく稼働させたい」との依頼を頂いたため、コイル巻き替え整備で対応しました。 ●整備後の結果(After) 高圧モーターのコイルについては、木型でコイル巻きをした後に、プルアウトマシン等で最終成型することが一般的です。高圧モーターに限らずですが、コイル入れ作業の際は、絶縁テープ等の絶縁物が傷つかないように慎重な作業が求められます。耐圧試験も行い問題ないことが確認できたら、組立・仕上を行い、最終的に無負荷試験をおこなって整備完了となります。 ワンポイントアドバイス コイル銅線は低圧モーターだと丸線が用いられることが多いですが、高圧モーターだと平角線であることが一般的です。平角銅線においては、国内の主要メーカーの事業撤退/海外拠点への生産移転などにより、近年、材料納期が非常にかかる環境になっておりますが、弊社では、コイル材料調達ルートを確保しております。
-
直流モーターアマチャーコイルの巻替え ●整備前の状態(Before) 当件では、アマチャーコイルが焼損しており、アマチャー(=直流モーターの回転子)コイルの巻替えが必要な状態でした。分解点検したところ、コイルが全体的に黒変しているで、目視でも焼損状態にあることが確認できました。 ●整備結果(After) アマチャーコイルを抜き取り、新規製作した(巻替えた)アマチャー用コイルを入れ込み、各種絶縁物の更新&絶縁処理(ワニス含浸処理等)をおこなって巻替え完了です。 ●ワンポイントアドバイス 直流モーター整備においては、絶縁ゼロの状態でもコイルの巻き替えには至らないケースもあります。具体的には主極(または補極)コイルがステーターに取り付けられた状態では絶縁ゼロであるものの、コイルを取り外して測定すると絶縁・コイル抵抗ともに問題がみられないというケースです。この場合は、ステーター(鉄心)とコイルの間にある絶縁物の劣化によって絶縁がゼロになっているということが多いです。このケースにおいては、絶縁物の新規製作・交換&オーバーホールで再生します。
企業情報
私たちは昭和24年の創業以来、モーター・ポンプ等の回転機械の修理・整備に携わってきました。 今では、岩手県内に限らず東北エリアの様々なお客様とお取引させて頂いております。 整備可能なモーターは、交流(低圧/高圧)、直流、巻線形、各種減速機モーター等、種類は問わず、古い年式や海外製のものでも承ります。もちろん、ポンプも同様です。 特に、焼損コイルの巻替整備ができる業者は東北エリアでも今では少なくなっていますが、弊社では創業以来、コイルを巻き替え続けており、上記同様に各種モーターに対応できます。昨今、新品では納期がかかることが多いので、是非、焼損トラブルや絶縁不良の際は、コイル巻替整備もご検討ください。また、コイル製作も承っております。研究開発用途等、コイルの試作も承りますので、お気軽にご相談ください。 あわせて、溶射設備(摩耗部品の再生)、大型無負荷試験設備(大容量モーターにも対応)等も有しており、モーター整備については自社一気通貫で対応いたします。現地整備も承っております。 その他、溶射を応用した光触媒技術開発にも積極的に取り組んでおります。各種詳細はホームページから是非ご覧ください。