キーワード: 流れ トポロジー データ解析 力学系 流線トポロジー解析 TFDA 安定性
流れをあいまいさなく表現する枠組みを構築し、流れ(とみなせる現象)を解析する研究です。これは、私と共同研究者が創出した理論であり、工学、医学、海洋、気象などのさまざまな分野に適用されています。 具体的な研究内容としては、例えば、一見似たように見える2 つの状態で特性が大きく違うものを見分ける道具を提供します。さらに、あいまいさなくトポロジーの意味での渦の支配領域を同定することができるため、明示的に表現できなかった知見をトポ ロジーを使って明示的にすることなど を行なっています。特に、流れのトポロジーを抜き出す理論を計算機上に実装し、流れの位相的なデータ解析を行なっています。 一方、現在、流れのトポロジーを抜き出す理論を計算機上に実装することについては、実装化されている理論部分と実装中の理論部分があるので、実装途中の部分を発展させています。
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基本情報
横山 知郎(ヨコヤマ トモオ) 教授 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 数理領域 【最近の研究テーマ】 ●流れの空間の形と距離構造 ●流れの極限 ●平均の非存在のメカニズム ●流れ、形、空間の結びつきの構造から有限構造を取り出す枠組み ●“非圧縮的な”配向場(e.g. 液晶、線上の模様)の一般的な構造
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用途/実績例
【産業界へのアピールポイント】 ●共同研究者と構築した理論であり、新規性がある。(10 年ほど前に構築) ● 3 件の取得済み国内特許、1 件の国内特許申請、とそのPCT 出願(一部はアメリカ、欧州、イ ンド、中国などで取得済み) ●流線トポロジー解析の関する論文関して、日本応用数理学会2020 年度論文賞を受賞 ●企業への特許のライセンスの実施 【実用化例・応用事例・活用例】 ●工業機械の改良(プレスリリース済み) ●心血流への適用 ●気象、海洋への適用
詳細情報
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渦が2つ以下の一般的に起こりえる全ての流れとその変化
企業情報
埼玉大学オープンイノベーションセンターは、産学官連携における リエゾンオフィスとしての機能を持ったセンターです。 産学官連携部門、知的財産部門、スタートアップ支援部門の3部門からなり、それぞれの 部門には、各種分野に精通したコーディネータを配置。 センターの活動としては、企業等における技術的課題の解決、 共同研究実施支援、埼玉大学の知的財産の紹介・活用に向けた 技術移転等を行っております。