「透析チューブ」から「クロスフロー限外ろ過実験」へ
「ゲンゴロウMD」の姉妹機種です。 透析膜による実験から限外ろ過実験に移行したい研究者のために、低価格でクロスフロー(タンジェンシャルフロー:TFF)での限外ろ過実験が出来る装置を提供します。別売り品と組み合わせることで、自動補液も可能です。 お手持ちもしくは市販の限外ろ過モジュール(膜面積50~1000㎠)を接続すれば、すぐ限外ろ過による「精製」・「分画」・「脱塩」・「濃縮」の処理を実施することが出来ます。 本装置は、ローラーポンプではなくダイアフラムポンプを使用しています。ポンプは正しく使用した場合、3000時間毎に交換する必要があります。(毎週4日、一回4時間稼働した場合で約3年間に相当します。アワーメーターでポンプ運転時間を確認できます)。
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基本情報
・循環流量:50~300ml/分 ・最高使用圧力:0.23MPa(推奨0.1~0.15MPa) ・使用温度範囲:5~45℃ ・電源及び消費電力:AC100V 50W ・寸法:W25cm×D19cm×H15cm ・重量:2.4kg ・水溶液用。少量のアルコールを含む(20%程度)は可。 (市販膜モジュールの制約条件を確認すること)。塩酸酸性の水溶液は 接液部のステンレスを腐食するので使用出来ません。
価格情報
希望小売価格:¥472,500(税抜)
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
~ 1ヶ月
※受注後3週間
用途/実績例
1:透析チューブ実験による実験を一歩進めて「分画」「脱塩」「濃縮」に関する知見 を定量的かつ迅速に得られる「クロスフロー」での限外ろ過実験を最小の費用で着手 することが出来ます。 2:一回に処理する試料を増やすことが出来ます。 3:天然物由来の抽出液、水溶性合成高分子の精製、脱塩、濃縮実験に使用できます。 4:別売りの「補液セット」を使用することによって、ろ過で濃縮された試料液に溶媒を 補充することが可能です。
詳細情報
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限外ろ過の運転中の様子。この事例では市販の膜モジュール (膜面積200㎠)を接続して使用しています。
カタログ(1)
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当社では、バイオマテリアル、食品・化粧品原料などの合成および 天然由来成分の調製・精製方法の技術相談をお引き受けします。 スポット相談もお受けしており、少量での試行テストも受託可能です。 ご要望の際はお気軽にお問い合わせください。