キーワード: 同一(価値)労働同一賃金 男女平等 給与 ジョブ型雇用 ジョブサイズ 公平 ワークショップ
私は職務評価の研究をしています。職務評価調査を実施することで、企業内の賃金が性別や雇用形態の違いに関わらず公平な水準に保たれているかどうかをチェックすることができます。職務評価とは、ヨーロッパやアメリカ、カナダ等で広く行われているもので、労働者の担当している職務の価値を点数表記できる調査です。まずは職務分析を行います。職務分析(インタビュー調査)を行うことで、企業内にある職務の特徴を反映させた職務評価項目(職務の価値を測るものさしや目盛り)を独自に作成し、職務評価を行います。 職務評価項目(ものさし)は、職務を遂行するのに必要や「知識・技能」、職務に付随する「責任」、職務を行う際にかかる「負担」、職務をおこなう「労働環境」の4 つの項目を細分化して作成します。これは、最近話題の「ジョブ型雇用」を構築する際に必須の調査です。 社内の賃金水準が、性別や雇用管理区分(正社員、パート、アルバイト、契約社員等)ごとにどの程度違うか、そしてそれが職務の価値に見合ったものかをチェックすることで、社内の賃金額に無意識の偏見等が紛れ込んでいないかどうかを確認することができます。
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基本情報
禿あや美(カムロ アヤミ) 准教授 大学院人文社会科学研究科 【最近の研究テーマ】 ●男女賃金格差の解消や女性活躍推進に資する制度の研究(現状分析と歴史研究) ●同一労働同一賃金の実現状況状況が可視化される賃金のデータ化 ●企業に雇われる働き方(雇用)とそれ以外の働き方(フリーランスやギグワーカー)の境界線と人材育成に関する歴史研究
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用途/実績例
【産業界へのアピールポイント】 ●男女平等の推進・女性活躍推進の社内の取組状況が見える化できます ●人権デューデリジェンスの一環として自社の賃金をチェックできます ●社内の全ての職務ではなく、いくつかのコア業務に限り行うこともできます ●先進的な社内制度の実現に向けた取り組みとしてPR することで、若手人材などの獲得競争に優 位性を持つことができます 【実用化例・応用事例・活用例】 ●流通・小売業を対象にした職務評価の実施 ●地方自治体を対象にした職務評価の実施 ●ワークショップ形式による賃金と職務(ジョブ)の簡単なチェック
詳細情報
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自治体職場を対象に行った職務評価結果の共著書籍
企業情報
埼玉大学オープンイノベーションセンターは、産学官連携における リエゾンオフィスとしての機能を持ったセンターです。 産学官連携部門、知的財産部門、スタートアップ支援部門の3部門からなり、それぞれの 部門には、各種分野に精通したコーディネータを配置。 センターの活動としては、企業等における技術的課題の解決、 共同研究実施支援、埼玉大学の知的財産の紹介・活用に向けた 技術移転等を行っております。