キーワード: 積層造形 金属材料 異種金属 溶接 切削加工
3D プリンタと呼ばれる装置において、特に金属を造形可能な技術の開発を行っています。この技術は、金属を局所的に溶融・固化させることで三次元設計データから直接目標とする形状が造形可能で、アディティブマニュファクチャリング(Additive Manufacturing:AM)と呼ばれています。 AM 技術にもいくつか方式がありますが、中でも溶接技術を応用した方式は、航空機部品や金型などの大型製品の製造に適した低コストで生産能率の高い加工が実現可能です。具体的には、他の加工では難しい軽量で高強度な構造の造形や、複数種類の金属材料を用いた一体造形によって、これまでにない材料特性をもつ製品の製造ができます。 AM 技術における造形原理の解明や造形物の評価、既存の加工方法では実現不可能な高付加価値を有する製品を造形するための加工技術開発、仕上げ加工を含めた工程設計方法の提案などを行っています。
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基本情報
阿部 壮志(アベ タケユキ) 准教授 大学院理工学研究科 機械科学部門 生産科学領域 【最近の研究テーマ】 ●異種金属を用いた造形品の特性制御 ●複雑形状造形のためのCAM システム開発 ●新たなAM 技術開発 ●AM +切削複合加工技術開発
価格帯
納期
用途/実績例
【産業界へのアピールポイント】 ●大型金属製品の高能率造形 ●複数種類の金属を組み合わせた造形による高機能化 ●CAM システムなど加工支援ソフトウェア(特許第6265376 号、特許第6754118 号) ●AM +切削の複合加工 【実用化例・応用事例・活用例】 ●航空機部品など高機能材料部品 ●船舶、建築部材などの大型部品 ●金型などの補修
詳細情報
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複雑形状造形サンプル
企業情報
埼玉大学オープンイノベーションセンターは、産学官連携における リエゾンオフィスとしての機能を持ったセンターです。 産学官連携部門、知的財産部門、スタートアップ支援部門の3部門からなり、それぞれの 部門には、各種分野に精通したコーディネータを配置。 センターの活動としては、企業等における技術的課題の解決、 共同研究実施支援、埼玉大学の知的財産の紹介・活用に向けた 技術移転等を行っております。