キーワード: リザーバーコンピューティング AI 人工知能 機械学習 レーザ カオス 光 エッジコンピューティング
人工知能(AI)や機械学習は、画像認識やインターネット広告などに利用されており、私たちの生活に欠かせない技術となっております。一方で機械学習には、学習という事前の準備が必要です。学習には多くの計算時間や消費電力が必要となることが、近年の大きな問題となっております。この問題を解決するのが、リザーバーコンピューティングと呼ばれる新たな技術です。 リザーバーコンピューティングは、学習が簡単であるために、少ない計算量と低い消費電力で実装できることが大きな利点です。身の回りにあるスマホや家電などの端末での機械学習(エッジコンピューティング)が容易に実現でき、今後ますます普及していくと期待されています。当研究室では、光を用いたリザーバーコンピューティングの研究開発を行っています。レーザに入力信号を加えると複雑な光出力信号を生じますが、この複雑な応答波形を用いてリザーバーコンピューティングを実現しています。
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基本情報
内田 淳史(ウチダ アツシ) 教授 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 情報領域 【最近の研究テーマ】 ●レーザ光を用いた強化学習による意思決定。 ●レーザ光を用いた超高速物理乱数生成。 ●レーザ光のカオス的不規則現象の解明。 ●レーザ光を用いた情報セキュリティ応用。
価格帯
納期
用途/実績例
【産業界へのアピールポイント】 ●日本で初めて、光を用いたリザーバーコンピューティングの実証実験に成功。 ●世界で初めて、リザーバーコンピューティング向けの小型の光集積回路の開発に成功。 ●リザーバーコンピューティングが身近な存在になるような未来を目指して、現在研究中。 【実用化例・応用事例・活用例】 ●学習が容易な機械学習の実装。 ●レーザ光を用いた高速な機械学習。 ●省エネルギーの機械学習の実現。
企業情報
埼玉大学オープンイノベーションセンターは、産学官連携における リエゾンオフィスとしての機能を持ったセンターです。 産学官連携部門、知的財産部門、スタートアップ支援部門の3部門からなり、それぞれの 部門には、各種分野に精通したコーディネータを配置。 センターの活動としては、企業等における技術的課題の解決、 共同研究実施支援、埼玉大学の知的財産の紹介・活用に向けた 技術移転等を行っております。