キーワード: バイオセンサー ライブイメージング ドラッグデリバリー ナノカプセル セラノスティクス ルミネッセンス
生物の機能や不調を非侵襲に可視化し、病態診断、毒性試験、有効成分スクリーニングを目指している。細胞のライブイメージングとフローサイトメトリーによる高速解析を駆使し、動物実験に匹敵する解析システムの開発を行なっている。生体内で進む化学反応や物理相互作用を感知する非侵襲のセンサー分子を作製、細胞へ導入、有害或いは有効成分への暴露、光(蛍光)を用いてセンサーの応答を検出する。抗がん剤、大気汚染物質等の毒性や医薬部外品等の有効性試験法を確立していく。 一方、病態部標的性センサー分子からなるナノカプセルの作製も進めている。作製はすべて生理的条件下で行い、従来の合成医薬品とバイオ医薬品の混合物(カクテル)デリバリーシステムを目標にしている。センサー分子はデリバリー状況のモニターに使用する。さらに、代謝異常等体内に蓄積した有害物質体外排出システム、ディスチャージシステムの構築も進めている。
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基本情報
鈴木 美穂(スズキ ミホ) 准教授 大学院理工学研究科 物質科学部門 物質機能領域 【最近の研究テーマ】 ●マクロファージ分極化検出システムの構築 ●マイクロ流路内化学反応可視化システムの構築
価格帯
納期
用途/実績例
【産業界へのアピールポイント】 ●併用性の高いセンサー分子で生体内反応を複数同時にモニター可能 ●定量性に優れたセンサー分子で評価の規格化、統計解析が可能 ●構造が簡便なセンサー分子、ナノカプセルのため作製、感知対象の変更が容易 ●薬剤カクテルデリバリーシステムは希少 ●微生物産生の蛍光タンパク質利用のためコスト削減 【実用化例・応用事例・活用例】 ●動物実験代替え抗がん剤効能試験システム ●動物実験代替え医薬部外品効果検証システム ●有害物質ディスチャージシステム ●複数項目同時病態診断チップ ●合成医薬品・バイオ医薬品カクテルデリバリーシステム
詳細情報
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ナノカプセルの光特性
企業情報
埼玉大学オープンイノベーションセンターは、産学官連携における リエゾンオフィスとしての機能を持ったセンターです。 産学官連携部門、知的財産部門、スタートアップ支援部門の3部門からなり、それぞれの 部門には、各種分野に精通したコーディネータを配置。 センターの活動としては、企業等における技術的課題の解決、 共同研究実施支援、埼玉大学の知的財産の紹介・活用に向けた 技術移転等を行っております。