電磁鋼板や圧粉磁心などのモータ用軟磁性材料について、ベンチマーク調査や開発支援を行います。
当社の材料分析技術を活用することで、EVモータに用いられている軟磁性材料に対し、以下のような分析が可能です。 【磁気測定】 直流磁気特性,交流磁気測定の測定を行います。既成モータから採取した材料に対する分析も可能です。 【鋼板グレード調査】 電磁鋼板に対しては、材料の物性調査(硬さなど),成分分析,磁気測定の結果を総合的に考察することで、JIS相当のグレード推定が可能です。 【被膜調査】 電子顕微鏡(SEM)などの装置を用いることで鋼板や粉末に塗布されている絶縁被膜の調査を可能です。 【開発支援】 多くの電磁鋼板材料は結晶方位と磁気特性に相関があり、これ定量的に評価可能です。鋼板の向きによる磁気特性を把握することで、モータ設計や製造プロセス改善へ貢献します。 また、粉末の圧縮成形や鋼板の打ち抜き可能に伴い付与される歪みにより磁気特性は劣化しますが、この歪み量を定量的に評価可能です。加工や歪み除去プロセスの最適化検討などにご活用頂けます。
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基本情報
【磁気測定】 ・直流BH ・交流BH 【鋼板グレード調査】 ・光学顕微鏡による組織調査および板厚測長 ・硬さ測定(ビッカース等) ・成分分析(ICP発光分光分析法等) 【被膜調査】 ・電子顕微鏡(SEM)による被膜厚調査や成分分析 ・FT-IR等による材質調査 【開発支援】 ・EBSDやXRDによる結晶方位や歪み量の評価
価格帯
納期
用途/実績例
既存モータから採取した軟磁性材料の磁気特性評価等の実績がございます。また、研究開発支援においては、鋼板の圧延加工や合金組成に伴う結晶方位と磁気特性の相関評価や、圧粉磁心の成型圧下率や磁気焼鈍条件による歪み量と磁気特性の相関評価を行った実績がございます。
企業情報
大同分析リサーチは、あらゆる材料分野で蓄積してきた信頼性の高い分析・解析技術と、広範囲な業界のお客様からいただいた課題をもとに、先進シンクタンクの構築を進めてまいりました。お客様の種々な課題に対し、最少費用と最短納期で問題解決を図ります。今後も最新鋭の設備と高度なマンパワーを駆使してお客様の研究開発を支援し、未来を豊かに彩る製品づくりのお手伝いをさせていただきたいと考えています。