市場に数あるプロセス用の振動式密度センサー。 どこが違うのでしょうか? お客様からの口コミも含めて比較してみました。
工場では「ユーティリティ流体」と呼ばれるものが欠かせません。 ユーティリティ流体とは、製品そのものに直接関わるのではなく、洗浄や冷却などに使われるために、工場の各所に送られる流体の総称です。水や冷却材のほか、工場によっては消毒液、潤滑液なども含まれることがあります。製品流体と切り分けて管理されているため、「ユーティリティ流体」という言葉で区別されるのです。 これらユーティリティ流体は、工程を安定させ、品質を守るための縁の下の力持ちです。 アントンパールのプロセスセンサーは製品に直接関わる工程管理だけでなく、ユーティリティ流体の監視・管理にも有効です。 ・洗浄液や薬液の濃度を自動でモニタリング ・冷却材や潤滑液の状態変化を検知 ・工場全体のユーティリティ品質を均一化 半導体、化学、電池、素材製造など、ユーティリティ流体を大量に扱う産業では特に、密度や濃度を正確に測定し続けることが安定生産の鍵となります。 当社の扱うプロセス濃度計・密度計は、液体からスラリー、粘度の高い流体まで幅広く対応可能で、ユーティリティ流体管理の自動化・省力化に大きく貢献します。
この製品へのお問い合わせ
関連動画
基本情報
工程管理を任せるセンサーには目的に合わせて、十分な投資効果が見込めるセンサーを選定する必要があります。 ◆振動式密度センサーチェックリスト □ノーメンテナンスである アントンパールの密度センサーは メーカーによる定期メンテナンスが必要ないので、購入後は低コストで運用できます □国内外で規格化された密度測定技術に基づいている アントンパールの密度センサーは JIS、ASTM、DINなど世界標準の密度測定技術を採用しています □ドリフトがなく、長期間安定して使用できる アントンパールの密度センサーは 長期ドリフトがなく、安心して工程管理・自動制御に使用できるので、省人化に貢献します □精度の確認ができる同じ原理の装置がある アントンパールの密度センサーは同じ原理の卓上分析計がラインナップにあるので、簡単に精度の確認、校正ができます (このセンサーは、オンライン液体用振動式密度計・プロセス液体密度計・流体プロセス液体密度アナライザ・プロセス用精密密度センサです。また、真の密度が測定できるセンサーであり、コリオリ式・浮子式・質量流量式ではありません。)
価格情報
定価30~200万程度(型式、仕様により異なります)
納期
※2か月程度
用途/実績例
・食品工場での密度、濃度、比重管理 ・飲料工場でのBrix制御 ・蒸留酒のアルコール濃度管理 ・消毒用アルコールの測定(蒸留・加水工程) ・化学工場での各種薬液濃度(酸、塩基、溶剤) ・セラミックスラリーの固形分濃度測定 ・金属スラリーの固形分濃度測定 ・食品スラリーの固形分濃度測定 ・モノマー、ポリマーの濃度測定 ・石油精製工程の密度測定 ・自動車研究開発でのオイル濃度モニター、燃費計測
ラインアップ(4)
型番 | 概要 |
---|---|
L-Dens7000シリーズ | 本格派密度センサー。あらゆるシーンで活躍します |
L-Dens3300 | テストプラントや装置組込など、小型で簡単に使用できます |
L-Dens2300 | OEM向け密度測定モジュール。アントンパールの密度エンジンを御社の装置に |
L-Rix 2100 | 冷却材・切削油向け小型Brixモニター |
カタログ(11)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
アントンパールは、機械工だったアントン・パールによって1922年にオーストリア・グラーツで設立されました。 現在、世界110か国以上で約4,500人の社員を擁し、研究・開発・品質管理に使用される分析機器の開発、製造、販売、サポートを世界規模で展開しています。 アントンパール・ジャパンは、Anton Paar GmbHの100%子会社として日本のお客様へアントンパール製品の販売およびサポートを提供しています。 東京(本社)と大阪(大阪営業所)にオフィスとラボを構え、ラボには粘弾性測定装置、密度・比重計、マイクロ波試料前処理装置など、ほぼ全ての装置を展示しています。 専門のアプリケーションスタッフによるサンプル測定やデモンストレーション、ユーザートレーニングなど、幅広い用途でご活用いただけます。