タレは作業者の腕だけではなく、膜厚、粘度、部品姿勢の3条件で発生します。
タレ不良は、塗料が流れて筋状に残る外観不良です。得意先では見た目だけでなく、穴周辺や嵌合部の寸法不良として問題になることがあります。原因は作業者の塗り方だけではありません。膜厚、粘度、部品姿勢の3条件が重なると、塗料が1か所に集まりやすくなります。特に角部、下向き面、穴周辺はタレが出やすい部位です。初動では、タレの発生位置、塗装方向、治具の掛け方、乾燥までの時間を確認します。対策は、吐出量、ガン距離、粘度、治具姿勢、乾燥前の保持時間を部品ごとに決めることです。発生箇所を写真や記録で残すと、どの形状でタレが起きやすいかを次回生産に反映できます。タレを減らすことは、穴埋まりや膜厚不良の予防にもなります。塗装条件の見直しには、確認資料をご活用ください。作業者教育だけで終わらせず、部品ごとのタレやすい位置を標準書に反映することで、次回ロットの再発を防ぎやすくなります。
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