ボルト穴や水抜き穴の詰まりは、組付け不良と錆再発の両方につながる重要クレームです。
穴埋まりは、ボルト穴、位置決め穴、水抜き穴などが塗料で塞がる不良です。得意先では、ボルトが通らない、治具に入らない、水が抜けないという形で発覚します。特に水抜き穴が1つ塞がるだけでも、内部に水分が残り、錆再発やブリスターにつながることがあります。原因は、膜厚過多、吹付方向、部品姿勢、治具の掛け方、乾燥前の塗料だまりです。初動では、機能穴の位置、塞がりの程度、周辺のタレ、同一部品での再現性を確認します。対策は、図面上の機能穴を洗い出し、塗装前、塗装後、出荷前の3段階で確認することです。穴周辺はタレや厚膜も起きやすいため、目視だけでなく、必要に応じてピンやゲージで通りを確認します。機能穴を専用の重点確認項目にすることが大切です。確認には、塗装管理資料をご活用ください。穴は外観よりも機能に直結する部位です。重要穴リストを作り、検査項目として独立させることが再発防止につながります。
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