インバーターCAN通信制御により、二重操作の解消と試験の自動化を実現
本事例の導入企業様は、国内の電気自動車向け駆動ユニットを開発するメーカーです。同社様では、EV用モーターおよびインバーターの開発・評価を行っており、ダイナモ試験機を用いた性能検証の高度化が求められていました。 その中で、供試体であるインバーターを試験機と連動させ、試験機側からCAN通信を通じて指令値を送信し、一体的に制御したいという要望がありました。 電気自動車用モーターおよびインバーターの評価現場では、試験機側から速度またはトルクを入力し、インバーターとモーターの負荷試験が行われていました。 しかし従来の試験環境では、試験機側と供試体側のインバーターをそれぞれ別のPCで操作する必要があり、設定・起動・監視を個別に行う煩雑さが課題となっていました。試験のたびに2台のPCを行き来しながら操作する必要があり、現場の負担も大きい状況でした。 (株)シーゴートゥでは、電気自動車用モーターおよびインバーターの負荷試験において、試験機側と供試体側に分断されていた制御系を統合するため、CAN通信を活用した制御システムの改修を実施しました。
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基本情報
本システムでは、PCから送信された試験条件データを組み込みCPUで処理し、試験機側インバーターにはEtherCAT、供試体側インバーターにはCAN通信と、それぞれの通信仕様に適したデータ形式へ変換して出力します。 制御はms単位の周期で構成されたループ処理で実行され、各インバーターへ同一時間軸で指令値を送信。これにより、人手による操作で発生していた時間的なズレを解消し、試験機と供試体の動作を高精度に同期させることが可能となりました。 また、供試体インバーターへのトルク指令や試験機側の速度制御も、すべて同一の制御ループ内で処理されるため、パターン運転などの自動試験にも対応しています。 本システムでは、試験機側および供試体側のインバーターに対する制御・監視機能を一つのPC画面に集約し、操作性を大幅に向上させています。 さらに、供試体インバーターから取得した異常情報も組み込みCPUで監視し、異常発生時には試験機側・供試体側の双方に対して同期した停止指令を出力。これにより、従来のように片側のみが停止し、もう一方が動作し続けるといったリスクを排除しています。
価格帯
納期
用途/実績例
本システムの導入により、試験機と供試体インバーターを一体的に制御できるようになり、試験業務の効率と品質が大きく向上しました。 速度とトルクを同一時間軸で制御することで、パターン運転や長時間の連続試験が可能となり、試験の自動化と再現性が向上。評価データの信頼性も高まりました。また、異常発生時には両者が同期して停止するため、過回転や過負荷による設備・供試体の破損リスクを低減し、安全性も大きく改善しています。 さらに、複数PCでの操作や通信環境の構築が不要となり、試験準備や運用工数を削減。試験効率の向上とトラブル低減により、開発期間の短縮とコスト削減にもつながっています。
詳細情報
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(株)シーゴートゥでは、電気自動車用モーターおよびインバーターの負荷試験において、試験機側と供試体側に分断されていた制御系を統合するため、CAN通信を活用した制御システムの改修を実施しました。 本システムでは、試験機側にCAN通信モジュールを追加実装し、従来のEtherCATによる試験機インバーター制御に加え、供試体インバーターへのCAN通信による指令値送信を同一制御系で実現。これにより、異なる通信プロトコルで構成されていた両者を一体的に制御し、同期した試験環境を構築しています。 本システムでは、PCから送信された試験条件データを組み込みCPUで処理し、試験機側インバーターにはEtherCAT、供試体側インバーターにはCAN通信と、それぞれの通信仕様に適したデータ形式へ変換して出力します。 制御はms単位の周期で構成されたループ処理で実行され、各インバーターへ同一時間軸で指令値を送信。これにより、人手による操作で発生していた時間的なズレを解消し、試験機と供試体の動作を高精度に同期させることが可能となりました。
企業情報
自動車の駆動系部品の研究・開発・試験現場では、 ・制御と計測が分離されているため、試験条件の再現やデータの同期に手間がかかる ・一つの試験を複数人で行うことがあり、生産性が低い ・試験後には、複数のデータを整理・評価・レポート作成を行う必要があり、検討や解析に十分な時間を割けない といった課題が、現場の“当たり前”として受け入れられているのが実情です。 株式会社シーゴートゥは、こうした課題に対し、計測・制御アプリケーション開発というアプローチで解決策を提供しています。 C#、LabVIEW、VC、VB、Verilog-HDLといったソフトウェアをベースに HMI、リアルタイム制御、FPGAを組み合わせることで、試験機・供試体・計測器等の制御を一つのアプリケーションに統合。制御と計測を高い確定性と同期性で成立させ、試験の自動化からデータ取得、評価・レポート作成までを一気通貫で行える環境を構築します。 弊社は、現場の制御・計測環境そのものを高度化するアプリケーション開発基盤パートナーとして、研究・開発現場の試験業務そのものをアップデートします。









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