残留応力測定機により試料表層の残留応力を非破壊で測定します。
X線残留応力測定機を用いて、多結晶体材料の表層部の応力測定を実施致します。 X線回折の原理を利用した応力測定は製品の材料開発・品質評価に至るまで、幅広く利用されています。 本設備での測定は、非破壊・微小部・高精度・短時間での残留応力測定が実施可能です。 Rigaku製 AutoMATE ●X線管球:Cr管球 ●2θ測定範囲:98~168° ●入斜コリメータ:φ150、300、500μm φ1、2、4mm ●検出器:PSPC検出器 ●CCD付ズーム顕微鏡:×20~135 ●ステージ制御:マッピング・ティーチング機能付 ●自動XYZ軸可動範囲:XY100mm×Z40mm ●最大試料スペース:φ320×t215mm ●最大試料重量:20kg(マッピング・ティーチング時は10kg) ●解析ソフト:残留オーステナイト定量計算 残留オーステナイトマッピング表示 応力マッピング表示
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基本情報
【非破壊測定が可能】 X線回折の原理を利用しているため、試料に対するダメージはほとんどありません。傷をつけたくない製品の測定、同一製品での工程毎の応力の変化の測定が可能です。 【深さ方向の測定が可能】 【電解研磨装置でエッチングをすることにより、深さ方向の応力分布が測定可能です。 【局部測定が可能】 微小部(コリメータサイズでφ150μmまで)の測定が可能です。歪ゲージで測定できない局所でのピンポイント測定が可能です。 【ティーチング測定が可能】 ティーチング機能で測定位置・測定条件をプログラミングすることにより、自動計測が可能です。多数個サンプルの測定時間を大幅に短縮できます。 【大型重量試料の測定が可能】 試料据え置きの試料水平ゴニオメータを採用しており、最大サイズφ320mm×215mmt、重さ20kgまでご対応。 【残留オーステナイトの定量が可能】 X線回折の原理を利用した、鋼材の表層部の残留オーステナイトの定量にご対応できます。
価格情報
- 試験内容によって価格が変動しますので、お気軽にお問い合わせください。
納期
※試験内容によって納期が変動しますので、お気軽にお問い合わせください。
用途/実績例
残留応力測定 ・チューブ、パイプ、フレーム、プロペラなどの溶接部。 ・タービンのロータ、ハウジング、焼結材などの熱処理品。 ・ディスク、シャフトなどの加工品。 ・歯車、ピン、クランク軸、シャフトなどの表面処理品。 組織の定量的測定 ・回転部分、表面塑性加工材の疲労強度推定。 ・耐熱部材の異常組織検出。 ・大型鍛造材、鋳鍛鋼品の欠陥性状評価。 使用中被害の検出 ・タービンの回転部分、容器のボルト、シャフトなどの疲労。 ・タービンのロータ、ホット・パーツなどの熱疲労。 ・水車ランナーベーンの亀裂の伝播。 ・ローラ、歯車などの接触面損傷。
カタログ(2)
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開発品の信頼性を評価する技術サービスを主な業務としています。 規格・規定通りの評価データのご提供だけでなく、評価目的に最適な手法・条件・設備のご提案や、規格外評価のためのオリジナル設備・治具の設計製作にも対応しています。 また、計測・試験・分析の3つの評価技術を複合的に取り扱っていますので、多様な設備を横断する複合業務や、より多角的な評価方法のご提案も可能です。