ナノ秒領域のレーザーフラッシュフォトリシスシステム
レーザーフラッシュフォトリシス法は、パルス光によって誘起されたナノ秒~秒の様々な高速反応を紫外・可視・近赤外領域の過渡吸収・発光などによって追跡する方法です。材料物質・生体分子などの光異性化、三重項-三重項吸収、燐光、電子移動、電荷分離、エネルギー移動、光分解、光反応サイクルといったさまざまな反応機構を解析したり、類縁物質・新規材料の特性評価・比較などを行うことが可能です。 弊社のレーザーフラッシュフォトリシスシステムは、太陽電池・光水素発生などのエネルギー・環境関連分野をはじめとして光機能性材料開発・錯体化学・生物物理学など最先端の基礎研究・開発分野で利用されています。
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基本情報
特長: ・フォトマル測定において、10ナノ秒~1秒の過渡的な吸光度をワンショットで測定する擬似対数サンプリングモードを装備 ・単一波長・マルチチャンネル測定ではパルスジェネレータを完全自動化 ・一操作で時間分解スペクトル変化が得られます ・波長-時間軸変換機能と非線形最小二乗フィッティング機能により、測定したその場で反応速度を算出
価格情報
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納期
用途/実績例
用途例: ・太陽電池デバイスの解析 ・光水素発生デバイスの解析 ・新規な金属錯体の解析 ・有機EL素材の解析 ・有機フォトクロミック分子の光化学特性の測定 ・視物質光反応サイクルの解析 ・一重項酸素発光の観測 ・人工ヘム蛋白質、人工血液の反応機構の解析、特性評価 ・レーザー誘起温度ジャンプシステムへの応用 その他 さまざまなオプション、特注にも対応いたします
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ユニソクは、ユニークな測定機器のクリエーターをめざして1974年に発足しました。主に超高真空型の走査型プローブ顕微鏡(SPM)を自社開発し大学、公的機関、及び民間企業や研究所に販売しているメーカーです。長年に渡って高速分光測定装置や走査型トンネル顕微鏡等、先端的な測定機器の開発、製品化を行い国内及び海外の大学や研究機関に納入し、その技術内容は基礎研究分野の研究者から高い評価を得ております。近年、走査型プローブ顕微鏡は、特に試料表面の原子レベルでの観測手段として、近年、著しく高性能化、多機能化が進んでいます。その用途も主に物理学分野から化学、バイオ関連分野に広がりつつあり、まさにナノテクノロジー、ナノサイエンスに欠かせないツールだと言えます。