単分子膜などの走査型プローブ顕微鏡での観測用の基板として最適な Au 蒸着膜
簡単な処理で、大気圧中で安定かつ方位が揃った平滑なテラスが揃った表面構造を作製可能
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基本情報
本製品はヘキ開した天然マイカを真空中で加熱し、その上に金を 100 nm 程度堆積させた基板です。水素炎あるいはブタンガス炎などで大気中で適切に加熱することにより、平滑な金の (111) 面を形成させることができました。分子などを吸着させてSTM観察などを行う基板としてご活用できます。
価格情報
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納期
用途/実績例
*標準以外のサイズにつきましては最大20×30mmまで対応可能です。 熱処理について: Au(111)に方位がそろった金表面を得るため使用まえにお客様にて、大気中で水素炎またはブタンガス炎により700℃程度で加熱処理をしていただく必要があります。 加熱後の表面はAu(111)に特徴的なヘリングボーン構造を伴い、平均的には150×150nm程度の原子レベルで平滑なテラスを有しています。
企業情報
ユニソクは、ユニークな測定機器のクリエーターをめざして1974年に発足しました。主に超高真空型の走査型プローブ顕微鏡(SPM)を自社開発し大学、公的機関、及び民間企業や研究所に販売しているメーカーです。長年に渡って高速分光測定装置や走査型トンネル顕微鏡等、先端的な測定機器の開発、製品化を行い国内及び海外の大学や研究機関に納入し、その技術内容は基礎研究分野の研究者から高い評価を得ております。近年、走査型プローブ顕微鏡は、特に試料表面の原子レベルでの観測手段として、近年、著しく高性能化、多機能化が進んでいます。その用途も主に物理学分野から化学、バイオ関連分野に広がりつつあり、まさにナノテクノロジー、ナノサイエンスに欠かせないツールだと言えます。