技術図書【〜実戦演習〜信頼性抜取り試験・加速試験とデータ解析】 *試読できます。
<執筆者> 原田文明 富士ゼロックス株式会社 品質本部 評価技術部 日本品質管理学会会員/日本信頼性学会会員/IEC(TC56)国内委員 1977年4月 東京理科大学工学部経営工学科卒。1982年に富士ゼロックス入社、主にプリンタの開発、信頼性管理、信頼性評価を経て、機器・部品の加速試験法の開発、信頼度予測や信頼性設計のためのデータベースや設計ツールの開発、部品信頼性の設計・評価プロセス改革に従事。また、社内外の技術者向け信頼性教育に従事する傍ら、IEC TC56(ディペンダビリティ)委員としてIEC国際規格(案)の審議、国内規格化の検討に参画。 <刊行日>2006年3月10日 <定価>52,290円(税込) <体裁>B5判 ハードカバー 187頁
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基本情報
本書は、信頼性の理論や数理を最小限にして、実務的な観点から押さえておくべき信頼性の概念とデータ解析、試験設計や加速試験の進め方についてまとめるものである。また、実務として製品開発や信頼性管理、品質保証を行う技術者が信頼性を作りこむ際に、単に手法を真似るのではなく、信頼性の基本を理解した上で、適切な手順と手法選定ができることを狙っている。したがって、信頼性の理論や学問的な精密さから見るといささか乱暴な解説もあるが、複雑な理論や手法よりも実際の活動において汎用性があり、応用しやすい手法を簡潔に紹介するものである。 本書では、信頼性管理手法やFMEA/FTAなどの信頼性設計手法よりも、実践的に信頼性データを収集・解析しながら信頼性作りに取組む上で要求される知識や手法に主体を置いたものにした。これは、信頼性の基本を固めた上で、それらの固有技術的な基盤を要求する手法に取組む方が、信頼性を作りこむ上で効率的と考えた為である。対象は機器やユニットを開発する設計者や信頼性技術者を想定しているが、信頼性の基本は同じであり、それ以外の製品や材料に対しても十分に適用可能である。
価格情報
52,290円(税込)
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
2・3日
用途/実績例
第1章 信頼性の基礎と信頼性試験 1 信頼性の歴史 2 信頼性を取り巻く環境 3 信頼性の基礎 4 信頼性試験 第2章 試験規模の決め方とMTBF/故障率の推定 1 故障分布 2 信頼性試験の設計 3 MTBFの推定 ●演習 第3章 信頼性データの解析 1 データ解析の基礎 2 信頼性データの特徴とデータの取り方 3 信頼性データの種類 ●演習 第4章 寿命データの解析 1 指数分布とワイブル分布 2 確率紙の使い方 3 完全データの解析 4 不完全データの解析(累積ハザード法) 5 信頼性データ解析の注意点 ●演習 第5章 加速試験進め方とその方法 1 加速試験の考え方 2 故障率加速と寿命加速 3 代表的な加速モデル 4 故障物理的アプローチと故障物理モデル ●演習 第6章 機器・部品の加速試験の進め方と事例
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