リング状に加工したイオンブレードを採用したイオナイザー
ダイナックFD-F360は、放電針ではなくリング状に加工したイオンブレードを搭載した静電気除去器です。イオンブレードとは、誘電体とその表面に形成した鋸状の微細電極によって構成されており、プラズマ発生ポイントを高密度に有することから、高濃度のイオンを素子全面にわたって効率よく均一に発生させることができます。放電針に比べ低い電圧でイオンを発生させられるため、電界集中による異物の付着が少なく、また、電極部にヒーターを内蔵することで、空気中の水分の影響から析出される白色の亜硝酸アンモニウムの発生を抑えています。このことから、煩わしい電極部の清掃作業を長期間行う必要がなく、安定した除電能力を維持し続けることができます。
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基本情報
横幅600mmから広範囲にイオンを照射します。 背面にフックがあり、天井から吊り下げてもご使用頂けます。
価格情報
定価 220,000円(税抜き) 数量により価格は変動します。
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
用途/実績例
プラスチック成形品の成形直後の搬送工程 シート・フィルムの搬送・巻取り工程
カタログ(2)
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独創性ある製品を生み出す 独自の開発力 図面やモノがあれば、他社でも同じような形の製品が作れる。 しかし、FISAの精度や加工ノウハウなど当社独自の開発力がなければ、同じ品質のものは作れないと思います。 「PLAGATE」や「ION BLADE」など当社にしかない製品の開発も、この考えが源になっています。 日本初のホットランナーを開発 FISAの主力商品であるプラスチック射出成形ノズル「PLAGATE」を開発したのは1974年。ランナーを発生させずに製品のみを成形できる射出ノズル(ホットランナー成形技術)を、日本で初めて開発したのがFISAでした。 ノズルに内蔵されたスプリングでゲートの開閉を行う「樹脂圧による自動ゲートカット機構」は糸引きや突起が生じない製品がつくれ、装置全体の大きさも小回りが利くサイズになっています。 オンリーワン製品の開発 FISAにしかない製品を開発できる力こそ当社の強みです。「ION BLADE」もその一つ。針先からの放電される従来の静電気除去器とは違い、薄膜状の電極で、液晶ラインやフィルムの製造工程などで活用されています。