さまざまな金属部品に熱固着したポリマーを安全・確実に、 しかも短時間で洗浄除去することを可能にしました。
クリーンショットは有機変成ブラスト法を応用した固着ポリマー洗浄除去装置で、炭化炉(変成炉)とエアブラストにより構成されます。炭化炉ではポリマーが固着したワーク(部品)を微量酸素接触下で加熱処理し、ポリマーを溶解・炭化させます。この炭化工程でワークに厚く固着していたポリマーの大部分は溶解し、炭化炉底部に設けられた回収トレイに流れ落ちます。流れ落ちずにワークに固着したままのポリマーは、ワーク表面に炭化皮膜として残ります。 この炭化皮膜に対して、エアブラストの「柔らかく厚い皮膜には効果が少なく、薄く固い皮膜に対してはきわめて効果的」 という性質を利用することで固着ポリマーを短時間で効果的に除去することができます。 デモ機のご用意がございます
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基本情報
【特徴】 ○作業は、部品を炭化炉にセットしてスイッチオン、炭化後にある程度冷却できたら取り出してブラストするだけです。 ○作業者の手によっておこなわれるエアブラストは複雑な形状でも2~5分で完了するので、実質合計作業時間は5~10分程度です。 ○炭化炉の処理温度(約420~500℃)をワークの形状、材質などによって自由に設定できるので メッキ層や硬化処理に対する影響もありません。 ○ブラストの研掃材は標準のガラスビーズの他にプラスチック材(オプション)も用意されており 精密部品や硬度が低い金属部品も洗浄除去できます。 ○密閉された炭化炉内で処理するので炉外に煙が流出することはありません。また燃焼方式ではないので大気中に有害物質が放出されにくく、 除去後に発生する残滓は一般の産業廃棄物として処理することができます。 ●詳しくはお問い合わせください。
価格情報
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納期
用途/実績例
プラスチック成形・ペレット製造・電線製造・ゴム製造
詳細情報
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「クリーン・ショット」は炭化炉とエアーブラスト装置で構成された田端機械工業独自の開発商品です。「クリーン・ショット」の炭化炉は金属に固着したポリマーを密閉された炉内で加熱炭化処理をするので、煙が炉外に放出されません。固着したポリマーは、炭化後、エアーブラスト装置の研掃材噴射で取り除きます。
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TABATA は1954年の創立以来、一貫して自社独自技術を基本とした受注生産による多様なプラスチック樹脂関連の加工機械・装置の生産販売を業務としてまいりました。 一般的なプラスチック素材だけではなくPTFE(四フッ化エチレン樹脂)関連の機械・装置については国内ではトップクラスの技術とトップシェアの実績を持ちます。 また、プラスチック加工の後処理として固着樹脂除去清掃装(CLEAN SHOT)やVOC(揮発性有機ガス)を対象とした排ガス処理装置(DEOCAT)などにも製品分野は広がっています。