ガラスの粘性変化、液相変化の温度依存性測定に
ガラスの低粘度域の測定法として回転円筒型粘度計があります。これは溶融した試料に円筒を浸し、内筒あるいは外筒を回転させることによって発生したトルクを測って粘度を求めます。この場合はある程度の試料の量が必要であり、またそれを溶融する容器も、溶融のための炉もそれ相当の大きさを必要とする。例えばガラスの粘度の温度依存性を確かめる場合は試料容積をできるだけ小さく、加熱炉も昇温―降下の応答性のよいものが良い。そこで少量の試料で粘度測定のできる平行板回転法を採用して加熱炉もできるだけコンパクトにまとめたのが本粘度計です。 「参考文献」 白石 裕 他: 日本金属学会誌 第60巻第2号(1996)184-194
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基本情報
【特徴】 ○この粘度計は平行平板にはさまれたわずかの試料(約0.5ml)を、一方の平板を回転し、もう一方の平板にかかるトルクを測定することにより粘度を求めます。 ○試料容積が小さい、従って温度誤差が少ない。 ○測定操作が回転円筒法に比較して簡単である。 ●詳しくはお問い合わせ下さい。
価格情報
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納期
用途/実績例
ガラスの粘性変化、液相変化の温度依存性測定
企業情報
最近のハイテクノロジー下で、地味と思われていましたガラス・セラミックス分野の粘度測定は、基礎研究の中で特に目を向けられる対象となってきました。 ここに改めて、粘度測定を主としたガラス試験機をはじめ、歪検査器、電気伝導率測定装置、失透試験装置等を紹介させて頂きます。