コンパクトで安定した直線案内機構
LMレールとLMブロックに精密研削加工された2条列の転動面を、ボールが転動し、LMブロックに組込まれたエンドプレートにより、ボール列を循環させています。LMブロックは、保持プレートでボールを保持しているので、ボールが脱落しません。 LMレールを転がる2条列のボールが、それぞれの転動面と45°に接触するアンギュラコンタクト構造のため、同じ平面に1セット(同一平面に使用されるLMレール2本とLMブロックを組合わせた場合)組付けると、4方向(ラジアル方向、逆ラジアル方向、横方向)に同一の荷重を負荷させることができます。しかも、断面高さが低いため、コンパクトで安定した直線案内機構が得られます。すきま調整が比較的容易なうえ、取付誤差吸収能力にも優れています。
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基本情報
● 簡単な取付け クロスローラーガイドに比べ、すきま調整や精度出しが容易です。 ● 自動調整能力 2軸の平行度やレベルが悪い場合でも、サーキュラーアーク溝の正面組合わせ(DFセット)による自動調整能力効果により、予圧を与えても取付誤差を吸収し、スムーズな動作が得られます。 ● 4方向等荷重タイプ 2軸平行に取付けて使用すれば、LMブロックに作用する4方向(ラジアル方向、逆ラジアル方向、横方向)に対して同一定格荷重になるよう各ボール列が接触角45°で配置されているので、あらゆる取付姿勢での使用が可能です。 ● クロスローラーガイドに近似した断面寸法 HR形は、リテーナの移動しない無限運動タイプなので、クロスローラーガイドのようなケージのずれがありません。また、HR形の断面寸法はクロスローラーガイドと近似しているため置換えが可能です。 ● ステンレス鋼製もあります LMブロック、LMレール、ボールをステンレス鋼にて対応することができます。
価格情報
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納期
用途/実績例
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企業情報
THKは、1972年に世界に先駆けて機械の直線運動部の「ころがり化」を 実現し、「直動システム」を開発しました。この「直動システム」の 開発は、機械の高精度化、高速化、省力化、さらには効率の向上を 生み出し、省エネを考慮した装置設計を可能にしました。 THKの技術のすべては、あらゆるメカニズムの“動き”に さらなる軽やかさと精確さを与えるために注がれ、 さまざまな革新を世界中にもたらしています。 【THKの主要製品領域】 1.機械要素部品分野: ・LMガイド、ボールスプライン、ボールねじ、電動アクチュエータ等の 開発・製造・販売 2.メカトロ関連製品分野: ・精密XYステージ、リニアモータアクチュエータ等 3.自動車部品分野: ・リンクボール、ロットエンド等 4.ロボット分野: ・ピック&プレースロボット「PPR」、搬送ロボット「SIGNAS」、 サービスロボット「SEED- Solutions 」(ディスプレイロボット、 検温ロボット含む)等 5.免震分野: ・免震テーブルTSD、免震モジュールTGS