PEEK製高性能フィルム
APTIVフィルムは、VICTREX PEEK樹脂の優れた特性を備え、幅広い用途に適用可能な高機能フィルム製品です。 APTIVフィルムの主な特長としては、高耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性、耐加水分解性、優れた機械的特性、バリヤ特性、電気的安定性、耐放射線性、高純度、FDAおよびRoHS規格に対応する非ハロゲン特性、難燃剤を必要としない優れた難燃性、燃焼ガスの低毒性などがあります。また、原材料であるVICTREX PEEK樹脂の熱可塑性に起因する優れた加工性に加え、リサイクルが可能です。
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基本情報
APTIVフィルムは、結晶性フィルムの1000シリーズと非晶性フィルムの2000シリーズをはじめとする多様なグレードが用意されており、この二つのシリーズは、いずれも顧客アプリケーションの要求特性によって、ナチュラルグレードもしくは充填材を配合した強化グレードが利用できます。またAPTIVフィルムは、PEEK製フィルムとしては現在市場で最も広い最大1.5メートル幅、6〜750μm厚での生産が可能です。
価格情報
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用途／実績例
APTIVフィルムは、モバイル機器のスピーカー振動板や電気ワイヤーの絶縁やケーブル・ラッピング、圧力変換器やセンサ膜、自動車部品、産業部品および電子製品の摩耗表面、電子回路基板、航空宇宙分野での絶縁用途といった、広範な分野のアプリケーションに適用が可能です。 また、硬質および軟質の印刷回路基板、高性能な接着材料やテープ・ラベルといった複雑なアプリケーションに向けたフィルム製品の開発にも注力しております。
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APTIVフィルム
企業情報
高性能ポリマーの頂点に立つPAEKポリマー群の中でも、主役となるのがPEEKです。一番の特徴は、そのオールラウンドな性能で、要求性能がいくつも重なる状況でその真価を発揮します。金属代替にも多く採用されており、近年は航空機や自動車のCO2排出低減や、インプラント医療をとおした生活の質（QOL）向上への貢献など、SDGs の観点からも注目されている材料です。 ビクトレックスは世界で唯一の、高性能PAEKポリマー製品の専業メーカーです。英国に本社と主要生産拠点を置き、生産能力は世界最大の7,150トンを有します。2011年10月には全電動射出成型機、走査型電子顕微鏡、鈴木式摺動試験機などを擁するビクトレックス・ジャパン・テクノロジー・センター(JTC)を東京に設立。英国本社、上海の技術拠点と連携しながら日本のお客様へ材料選定、部品・金型設計、成型条件の最適化など、コンセプト創案から部品製造までの開発プロセスのあらゆるステップで材料性能をフルに引き出すための技術サービスを提供しています。