自動的に太陽を追尾します。
太陽追尾にはサンセンサモードと計算モードの二つの動作モードがあり、これらは自動的に切り替えられます。サンセンサモードでは、4分割シリコンフォトダイオードを搭載したサンセンサにより、リアルタイムかつ高精度に太陽位置を捕捉します。計算モードでは、曇天などによりサンセンサの出力が得られない場合に、CPUによる太陽軌道計算による自動追尾を行います。この切り替えのための太陽放射強度のしきい値は、太陽高度(エアマス)および緯度を基に計算されるため,常に適切な切り替えが行われます。 計算モードによる太陽追尾位置とサンセンサモードによる太陽追尾位置との差をリアルタイムに学習します。このときに計算位置に対して±15度までにサンセンサが太陽を捕捉していれば、追尾学習機能が働き、より高精度な太陽追尾を行うことができます。
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基本情報
本装置は、これに搭載する直達日射計などに、太陽からの直達光が常に正対するよう、自動的に太陽を追尾します。計算式による機械追尾モードと4分割光センサー(サンセンサー)による追尾モードを有し、晴天時にはセンサー追尾に、曇天時には機械追尾に自動的に切り替わります。また、計算式による追尾位置とサンセンサーによる追尾位置との差をリアルタイムに学習(追尾学習機能)、及び、サンセンサー追尾範囲の拡大(±15°)により、設置時の南北調整を簡略化できます。さらに、サンセンサー追尾から機械追尾に切り替わるしきい値を太陽高度角によって可変とする事により、太陽よりも周辺の雲のほうが明るい場合でも、それを疑似太陽として誤認することはありません。 本器には、直達日射計やサンフォトメータなどのセンサーを装着することができます。
価格情報
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納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
STR-21/STR-22では、従来型同様、太陽追尾精度が極めて高く、設置作業も容易です。さらに耐久性の向上や低価格化も実現し、地上のどこでも使用が可能な太陽追尾装置です。 太陽位置をリアルタイムに捕捉するサンセンサは、その視野角が±15度(全角30度)であり、この範囲内に太陽があればサントラッカーはサンセンサモードにより自動的に正しい太陽位置を追尾します。したがって、設置の際には厳密な方位調整が不要であり、サンセンサの視野角である±15度(全角30度)の角度範囲内に入るように設置するだけでインストールが完了します。但し、水平調整は水準器により正しく調整する必要があります。 電源電圧は,85-264VAC、50/60Hzに対応しています。緯度、経度および時刻を入力すれば、極地や赤道地域などの世界各地のどこでも使用が可能となります。
企業情報
英弘精機は常に“進取の気風”をもって、90年の歴史を築いてきました。 今日では世界の研究機関を支える企業として『環境・新エネルギー』と『物性分析』をテーマに、グローバルに事業を展開しています。