技術情報誌 202402-01 表面プラズモン共鳴法
Sierraの高スループットを活かし、SICK法を利用した解離の遅い抗体抗原反応の正確な評価とSPRによる高感度HCP定量を構築
技術情報誌The TRC Newsは、研究開発、生産トラブルの解決、品質管理等のお役に立つ分析技術の最新情報です。 【要旨】 分子間相互作用解析・評価や定量として、表面プラズモン共鳴(SPR, Surface plasmon resonance)法が脚光を浴びている。Sierra SPR-24Pro (Bruker)は24個のセンサースポットを有し、最適な条件探索から複数試料の評価までハイスループットで迅速な測定が可能である。再生化溶液を使用しないSierra SPR独自のカイネティクス解析技術を紹介するとともに、従来、困難あるいは時間を要していた非常に強い親和性を示す抗体のカイネティクス解析結果を示す。また、SPR を利用し、HCP (Host Cell Protein)の高感度な定量法を開発したので報告する。 【目次】 1. はじめに 2. カイネティクス解析 3. HCPの定量 4. まとめ
- 企業:株式会社東レリサーチセンター
- 価格:~ 1万円