窒化処理 ≪タフトライド、QPQ≫
塩浴軟窒化処理の定番、タフトライド、QPQ処理、ここに復活。 機械部品の摺動特性、耐食性を大幅改善。 Reach規制適合
1.窒化処理とは: 窒化とは、鋼、チタン合金等に窒素イオンを表面に浸透させ、硬化させる処理。窒素イオンが金属に浸透することで、母材中添加元素(Cr、Al、Mo)の窒化物(CrN、AlN、Mo2N)を作り、硬い化合物層を形成。この化合物層硬度はこの添加物量によるが、合金鋼ではHv1200超。塩浴、ガス雰囲気、イオン中で行う方法がある。 2.塩浴軟窒化処理の特徴 - 浸炭、高周波焼き入れと違い、処理後の変形がわずかであり、後研磨等が不要。 - 硬質Crめっき、亜鉛メッキのように処理後に疲労強度低下がない。窒化処理では耐焼き付き性、耐摩耗性、耐食性を向上させるだけではなく、疲労強度も向上。 - ガス、イオン窒化では形状が複雑な部品ではガス、イオンが部品形状に沿って均一に回らず、窒化むらが発生しやすい。塩浴中では豊富な窒化イオンが部品全表面に回り、均一な窒化層を形成。緻密で靭性の高い窒化化合物(ε窒化鉄)層で摺動特性を改善。最表面の数μのポーラス層が潤滑油を保持、良好な摺動条件を保証。 3.タフトライド、QPQの特徴 - Reach規制適合、有毒物質の使用ゼロ、廃液ゼロ(全て固形産廃)
- 企業:HEF DURFERRIT JAPAN株式会社
- 価格:応相談