【自動車業界解決事例】PPSの試作評価を3Dプリンターで
3Dプリンター製インシュレーター試作
電気自動車用モーターには、PPS樹脂の射出成形品が多数採用されており、試作においても、工法は射出成形及び切削加工に限定されていた。そんな中3Dプリンター対応のPPS樹脂が開発され、既存工法で使用するPPS樹脂と同等の耐熱性、電気特性を有することから、金型製作前試作用途にも採用されている。 ■ 加工方法 3Dプリント:Powder Bed Fusion(粉末床溶融結合方式) ■ 材質 PPS GF(ガラス繊維強化グレード) ■ サイズ 168x116x15(mm) 【お悩み】 ・既存工法では1ヶ月以上納期がかかる 【ご要望】 ・1~2週間で試作品を入手したい ・実製品(射出成形)と同等の機能性確認(耐熱性、電気特性、低吸水性)を行いたい ・線材の傷や断線が起こらないようにしたい 【ご提案】 機能性評価試作品に、3Dプリンター対応PPS樹脂による工法を提案し、120~150℃の環境下で電気特性を評価し、従来品(射出成形)と同等の評価を実施することができました。 コストは1/10、納期は1週間となり、大幅なコスト削減とリードタイム短縮を実現しました。
- 企業:八十島プロシード株式会社
- 価格:応相談