世界のレトルトフィルム/パウチの市場と将来展望2020-2023
ステイホームで世界的に需要量が増加するレトルト食品用包装
レトルトパウチ製品は、在宅時間の長時間化に対応する形で流通量が増加を続けている。日本市場においては現在のコロナ禍で再び堅調推移を取り戻している。また今少なくとも2023 年までは年率2~3%の成長率継続は可能であると推定されている。日本市場の場合、圧倒的中心となる「レトルトパウチ食品」を見ると、「透明バリアーフィルム構成レトルトパウチの成長率進展」が続いている。また、韓国は、国内需要以外にインドなどへのパウチ輸出が活発化している。タイでは、パウチ輸入で必要量を補い、それらを合わせることで「レトルトパウチ食品(最終製品)としての世界への輸出基地」としての役割を果している。北米ではこれまでレトルト殺菌の流れとして「缶詰→リジット容器」傾向だったが、近年パウチタイプが見直され、増加を続けている。特にベビーフード用途が占める構成比が高い。欧州市場は、環境対応パウチ実現のトライアルとして、「ペットフードにおけるモノマテリアルパウチ」が表面化した。
- 企業:S&T出版株式会社
- 価格:1万円 ~ 10万円