技術情報誌 202304-02 Optical-PTIR
細胞の構成成分(タンパク質や核酸など)の分布、局在を可視化するために、生理的条件下で非固定細胞を測定した事例を紹介する。
技術情報誌The TRC Newsは、研究開発、生産トラブルの解決、品質管理等のお役に立つ分析技術の最新情報です。 【要旨】 赤外分光法は、分子の振動による赤外線吸収を測定することで、分子構造の情報を得る手法である。光熱変換を利用したO-PTIR(Optical Photothermal IR Spectroscopy)では、サブミクロンの空間分解能かつ非接触での赤外分析が可能である。本稿では、細胞の構成成分(タンパク質や核酸など)の分布、局在を可視化するために、生理的条件下で非固定細胞を測定した事例を紹介する。 【目次】 1. はじめに 2. O-PTIRの概要と特徴 3. 水中における浮遊生細胞(出芽酵母)の分析 -細胞内のスペクトル比較- 4. 水中における浮遊生細胞(出芽酵母)の分析 -細胞成分の分布- 5. まとめ
- 企業:株式会社東レリサーチセンター
- 価格:~ 1万円