【測定分野】 薄板状試料の熱伝導率 等方性、異方性 【TA】
レーザーを用いた非接触で熱拡散率を測定。高熱伝導率材料の測定が可能
サーモウェーブアナライザ TA3は、レーザーを用いた非接触で熱拡散率を測定します。高熱伝導率材料の測定が可能です。外形を気にすることなく測定できます。詳しくはお問い合わせ下さい。
- 企業:株式会社ベテル 本社・工場、東京オフィス、ハドソン研究所、ベトナム工場
- 価格:応相談
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レーザーを用いた非接触で熱拡散率を測定。高熱伝導率材料の測定が可能
サーモウェーブアナライザ TA3は、レーザーを用いた非接触で熱拡散率を測定します。高熱伝導率材料の測定が可能です。外形を気にすることなく測定できます。詳しくはお問い合わせ下さい。
レーザーを用いた非接触で熱拡散率を測定。樹脂系材料の測定も可能
サーモウェーブアナライザ TAは、レーザーを用いた非接触で熱拡散率を測定します。フィラーと樹脂の複合材料は、配合比率で熱伝導性が大きく変化しますので、熱拡散率の測定が必須です。樹脂系材料の測定も可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。
熱伝導性分布測定と各部の熱拡散率異方性が評価できます。
薄いポリイミドシートの評価例をご紹介します。ポリイミドシートは、主に電子回路の絶縁基板や電子回路の絶縁層として使用される樹脂材料です。 今回は、サーモウエーブアナライザーTAで厚み7.5μmの、 厚み方向の熱拡散率を測定してみました。 同じポリイミドシートでも、厚みによって熱的には大きな違いがあります。 25μmと7.5μmの例で、熱拡散時間という尺度で比較すると、10倍近い差があります。 薄いほうが1/10の時間で熱が拡散します。 面内方向の測定は、加熱点と検出点の距離が取れるので、 時間分解能に関しては比較的容易といえますが、 厚み方向の測定は、高速な温度変化を検出する必要があるので、 装置の基本性能が効いてきます。従来の測定方法ではそもそも測定自体困難です。 また、厚み7.5μmとなると、表面の黒化処理分の熱的な影響も無視できなくなりますので、 試料調整と測定時に、影響が小さくなるような工夫をしております。 測定結果は下記のとおりです。 厚み方向の熱拡散率 0.103×10^-6m^2s^-1 厚み25μmのポリイミドと比べると30%程低い値となりました。
熱伝導率が非接触で測定可能です! 炭素系材料なら表面処理も不要!
イットリア安定化ジルコニアは、「ジルコニアを元とした酸化物で、酸化イットリウムを添加して、室温下でのジルコニアの結晶構造を安定化させたもの」です。 用途は、耐火物、電気伝導性セラミックス、固体酸化物形燃料電池 (SOFC)製品の材料、硬度と単結晶中の光学特性から、宝石としてキュービックジルコニアなどが挙げられます。 燃料電池の材料の場合、使用する温度が高温になるため、熱物性は重要です。 また、キュービックジルコニアはダイヤモンドによく似ており、類似ダイヤとしても重用されています。 ダイヤモンドと同様に屈折率が高いので、きらきらと輝きます。 大きな違いは、熱伝導率です。 簡易的に熱的な性質を見て、ダイヤかジルコニアを判別する装置もあるようです。 他には、ガスタービンの遮熱コーティングTBCコートなどにも使われているようです。 測定した結果は、熱拡散率で1.13×10^-6 m^2s^-1でした。 ダイヤモンドに比べると、2~3桁低い値です。 当社のサーモウエーブアナライザTAは、非接触測定が可能です。 炭素系の材料は、表面処理が不要で測定できる場合が多数あります。