技術情報誌 201902-02 大気圧RBS分析の開発
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【要旨】 多くの場合、表面分析において分析対象は真空に保持できるものに限定される。一方で、高速イオンのポテンシャルを応用すれば、分析プローブを大気圧下に引き出すことができる。TRCでは大気圧におけるラザフォード後方散乱分光法(RBS)を検討し、その実現に成功した。本稿では大気圧RBSによる固体/液体界面の深さ方向分析、HeLa細胞中量子ドットの深さ分布評価、及び大気圧RBS/HFS(水素前方散乱分析)による湿潤試料中水素の深さ方向分析事例を報告する。 【目次】 1.はじめに 2.固体/液体界面分析 3.生体試料への展開 4.TRCにおける測定システム開発:大気圧RBS/HFS分析 5.まとめ
- 企業:株式会社東レリサーチセンター
- 価格:~ 1万円