【HPLC事例紹介】ポストカラム分析法による飲料中の有機酸分析
飲料中の有機酸を正確に定量!ルーチン分析に適したポストカラムHPLCシステムの性能と便利機能のご紹介
本技術資料では、さまざまな飲料中の有機酸を正確に定量するためのポストカラム分析システムを紹介します。分析カラムにはイオン排除モードを使用し、ポストカラムでBTB溶液を添加することで、10種類の有機酸を良好な再現性で分離・検出します。特にルーチン分析における操作をサポートするeワークフロー機能は、装置の起動から測定、報告書の作成までを完全に自動化できる点が大きな利点です。HPLCシステムは、分析用とポストカラム溶液送液用の2台のポンプを1つのモジュールに内蔵したデュアルポンプを採用したコンパクト設計となっています。また、エラーが発生した場合でも、バルブが自動で切り替わることで、ポストカラム反応液が分析カラムに逆流するのを防止するため、安心してルーチンの分析に採用できます。 【特長】 ■ 10種類の有機酸を1%以下の良好な再現性で正確に定量 ■ イオン排除モードカラムにより有機酸を分離し、マトリックスの影響なく測定 ■ この手法における有機酸類の検出限界は数~7 μg/mL ■ eワークフロー機能で装置の起動から報告書作成までを自動化 ■ エラー時のバルブ自動切替で安全性を確保