【分析事例】リアルタイムPCR法によるSNP解析
リアルタイムPCR法(プローブ法)により、SNPの解析が可能です
リアルタイムPCR法とは、PCR反応によるDNA断片の増幅を1サイクルごとに蛍光シグナルとして検出する方法です。リアルタイムPCR法のうちプローブ法を利用するSNP(※)解析を紹介します。 レポーター(蛍光色素)とクエンチャー(消光物質)を標識した特異的な塩基配列(プローブ)を用いて、下に示す1)~3)の3つのステップを繰り返します。塩基によって異なるレポーターを用いることで、蛍光強度からSNPの塩基を判別します。 各ステップでの反応 1) 熱変性 DNAを二本鎖から一本鎖にする 2) アニーリングとハイブリダイゼーション プライマーとプローブがそれぞれ特異的に一本鎖DNAに結合する 3) 伸長反応 プライマーによる伸長反応によってプローブが分解され、クエンチャーからレポーターが遊離することで蛍光を発する ※Single Nucleotide Polymorphism:一塩基多型
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