潤滑技術による機械のなめらかな運動の実現
キーワード: トライボロジー 摩擦 潤滑 ダイナミクス 振動 機能性材料
機械の高効率化(省エネルギー化)と静粛性向上に寄与することを目指して、機械可動部のなめらかな運動を実現するための研究に取り組んでいます。 機械の高効率化に対しては、可動部の摩擦損失を低減させるために用いられる潤滑油について、光干渉を利用して0.1 nm 分解能で接触面間に形成される油膜厚さ(脂肪酸添加剤の1 分子の長さは2 nm 程度)を計測可能な実験装置を開発し、新素材を利用した潤滑システムの創成や新しい潤滑油の開発支援をおこなっています。 また、機械の静粛性向上に対しては、摩擦により生じる振動や異音を抑制するために、摩擦力の大きさや向きに着目した制振設計方法を確立し、静粛性の要求が高まっている自動車関連の機械要素への展開を検討しています。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談