当製品は、中低温の熱エネルギーを電気エネルギーに変換する 単純で高効率な熱力学サイクルによる発電システムです。 火力発電所などで用いられる通常の蒸気によるランキンサイクルと違い 作動媒体に水よりも沸点の低い有機(Organic)流体を使用する為、 これまで利用が難しく棄てられることが多かった低温熱源からでも 発電することが可能です。 尚、作動媒体は密封された閉回路内で循環しますので系外には排出しません。 【特長】 ■中低温の熱から回収可能 ■30～500kWの豊富なラインアップ ■環境に配慮した有機作動媒体 ■設置スペース小 ■パッケージモジュールで据付け容易 ■小型バイナリー発電はボイラ・タービン主任技術者の選任が不要 ■未利用熱・未利用エネルギーを利用して省エネ・脱炭素を実現 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。

Zuccato Energia社製の『ULH/ULH+シリーズ』は、先端技術により設計 されているORCモジュール（バイナリー発電）です。 30～300kWEの出力レンジをラインアップしており、非常に効率的な運転 が可能で、熱供給が定格を下回る、部分負荷(低負荷)でも対応可能。 適用分野としては、エンジンや産業プロセスからの熱回収や地熱利用、 集光型太陽熱発電などの領域に好適です。 【ZE-30-ULH 一般仕様】 ■熱エネルギー入力量(kWt)：350 ■電力出力量(kWe)：30 ■システム効率(%)：8.50 ■スキッドの概略寸法(m、長さ×幅×高さ)：3.30x1.35x2.50 ■重さ(Kg、作動流体を含む)：～3100 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

Zuccato Energia社製の『LT/CHPシリーズ』は、先端技術により設計 されているORCモジュール（バイナリー発電）です。 小規模の主電源又は熱電供給用(CHPモジュールの場合)の小型で効率的な ソリューション。75～550kWeの出力範囲をカバーするモデルがあり、非常に 効率的な運転が可能で、熱供給が定格を下回る、部分負荷(低負荷)でも対応。 ORCモジュール（バイナリー発電）の適用分野としては、バイオマス燃焼ボイラーと組み合わせての使用や、 焼成窯・溶鉱炉ほかの産業プロセスからの熱回収などの領域に好適です。 【ZE-75-LT 一般仕様】 ■熱エネルギー入力量(kWt)：550 ■電力出力量(kWe)：75 ■システム効率(%)：13.60 ■スキッドの寸法(m、長さ×幅×高さ)：4.1x2.0x2.7 ■重さ(Kg、作動流体を含む)：～4000 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

セラミックス焼成窯からの熱回収を行った事例をご紹介いたします。 セラミックス産業は大量のエネルギーを消費・放散しています。 独自の技術により、焼成窯の冷却段階の最も熱い部分に特殊な熱交換器を 設置することにより、バーナーが生成する熱の最大45％を回収可能。 1時間に7,600kgのタイルを生産できる標準的な4,000kWtのタイル窯 ならば、175kWeのZuccato Energia製ORCモジュールの運転に十分な熱を 供給することができます。 【事例概要】 ■導入対象 ・1時間に7,600kgのタイルを生産できる標準的な4,000kWtのタイル窯 ■結果 ・175kWeのZuccato Energia製ORCモジュールに十分な熱の供給が可能 ・年間1GW以上の電力を送電網に送り、設備投資を迅速に償却可能 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

多くの牧畜業者が発酵槽を利用して、家畜の糞尿をバイオガス生成に使っており、 このバイオガスを発電セットと呼ばれる、発電機とつないだエンジンの燃料に しています。 実は、Zuccato EnergiaのORCシステムにより、上記発電セットの排蒸気に 含まれる熱や冷却水の余剰熱など、通常捨てられる廃熱を回収し、熱源を 資源化、これにより効率を改善できることはあまり知られていません。 これら熱回収システムは、もちろん燃料にかかわらずどんな発電セット主機にも 適用できます。 【適用可能事例】 ■バイオガス ■シンガス ■植物油 ■メタン ■バイオ燃料 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

ORCバイナリー発電の、産業プロセスの導入事例をご紹介いたします。 窯を3基備えたガラス瓶生産工場の燃焼回路の中に熱交換器を設置。 これにより、同数のZE-150-LT型ORCモジュールを運転するのに十分な 熱エネルギーを得られ、合計年間3GW以上の電力を電力網に送れます。 【導入可能な産業プロセス】 ■かまど、窯、炉：鉄鋼、ガラス製品、セラミックス、セメント用 ■ボイラー、蒸気発生器：紙・パルプ、船舶用 ■オーブン、乾燥機、くん製機、かまど：食品産業用 ■焼却炉：動物性油脂の抽出作業用 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

ORCバイナリー発電における、船舶エンジンからの熱回収事例を ご紹介いたします。 Zuccato EnergiaのORC熱回収システムは小型でモジュール方式であるため、 船舶用エンジンにとって新造時組み込み、あるいは改造用に理想的。 ORCモジュールを使えば、1台あるいはそれ以上の発電機を燃料による 発電から廃熱利用による発電へと確実に置き換えることができます。 【エネルギー回収可能なタイプ】 ■中温度(165℃) ・排気ガスや、主機、補助エンジンなどの冷却水対象で、蒸気利用型 　熱回収システムには小さすぎる場合 ■低温度(85℃以上) ・大型エンジンやマルチエンジンユニットで既に蒸気利用型の熱回収 　システムが組み込まれている場合 ■低温腐食の発生しない燃料の場合、さらにエネルギー回収が可能となります ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

太陽エネルギーによる集熱事例をご紹介いたします。 定格以下の熱入力しか得られない、中間負荷域での優れた性能を 有することにより、Zuccato EnergiaのORCモジュールは太陽熱プラントや 太陽光ハイブリッドプラントに容易に採用可能。 これらのORC技術を利用した太陽熱システムは十分な太陽光がある限り、 シンプルな集熱型太陽熱パネルより得られる、比較的低温の熱を利用し、 発電することができます。 【太陽エネルギーによる集熱】 ＜太陽熱システム＞ ■十分な太陽光がある限り、シンプルな集熱型太陽熱パネルより 　得られる比較的低温の熱を利用し発電 ＜ハイブリッドシステム＞ ■太陽熱が十分でない時は自動的にバイオマス/バイオガスボイラー、 　地熱システム等の代替熱源に切り替え ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

ORCバイナリー発電の、地熱発電、地熱エネルギーの活用事例を ご紹介いたします。 既存の温泉や、適切な地点で掘削を行った地熱井に集熱システムを設置。 これにより、Zuccato Energia ORCモジュール1台、あるいは複数台 作動させるための十分に高い水温と流量を持った温水が得られます。 このモジュールは、独自の技術により、扱いにくく複雑なシステム無しに、 比較的低温の「弱い」熱源からエネルギーを回収することに好適です。 【対象となる利用可能な熱源】 ■温泉(温度95℃以上) ■火山熱(温度150℃以上) ■地熱エネルギー井 ■地熱発電を利用しグリーン水素生成が可能 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

ORCバイナリー発電の、農業バイオマス分野での活用事例を ご紹介いたします。 養鶏業における鶏糞堆肥(鶏の糞や羽や食べかすから作られるバイオマス)の 処理は長年の懸案となっていました。 効率的な燃焼と汚染物質の排出量削減のための特殊な装置を備えた 特殊設計のストーカーボイラーと、適切な出力のORCモジュールと 併用することにより鶏糞堆肥は収益化することができます。 【事例概要】 ■システム：1.1MWtのボイラーと150kWeのORCと組み合わせて構成 ■処理鶏糞堆肥：年間3,400トン超 ■生成：年間1.2GWe ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

ORCバイナリー発電の、木質バイオマス分野での活用事例を ご紹介いたします。 1台あるいは複数台のORCモジュールを固定床ボイラー、あるいは ストーカーボイラーとつなぎ、自動供給機経由で木工作業ごみや 剪定枝などによる木質チップを燃料として利用。 これにより、木質廃棄物を資源化して廃棄物処理の問題を解消し、わずか 数年で投資を回収することができます。 【事例概要】 ■接続ボイラー：固定床ボイラー、あるいはストーカーボイラー ■燃料：木工作業ごみや剪定枝などによる木質チップ ■効果：木質廃棄物を資源化して廃棄物処理の問題を解消 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

当社が取り扱う有機ランキンサイクル(ORC)は、中低温(86℃以上)の 熱エネルギーを電気エネルギーに変換する上で理想的な、単純で高効率の 熱力学的サイクルによるシステムです。 熱力学の創始者の1人であるスコットランド人物理学者が発明したこの サイクルは、閉ループ内で動作し、系外に放出物を出しません。 コンデンサーで放出された余剰熱(Qout)は、熱源として燃料の予熱や 乾燥など他の目的に直接利用できます。 【特長】 ■単純、小型、高信頼性 ■比較的低温でも熱源を活用することが可能 ■密封された閉回路であることから大気中への放出物が一切発生しない ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

有機ランキンサイクル(ORC)のメリット・優位性について、 ご紹介いたします。 自社設計により各製品にカスタマイズされた、最大90％の高効率を誇る 一段式タービン。 熱供給流体を温水・過熱水専用とすることにより、熱媒油や蒸気を使う場合に 比べ、優れた安全性、経済性を持ち、より簡単な管理を実現します。 【特長】 ■専用セラミック軸受の使用による長寿命と高い信頼性 ■タービン軸に直結された発電機により減速機が不要になり、高効率 ■低い作動圧による高い運転安全性、運用のための公的届け出事務手続の軽減 ■装置の完全自動化により運転のための専門員不要 ■設置や運転において特別な許可不要 ■小型バイナリー発電はボイラ・タービン主任技術者の選任が不要 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。