ウエット状（未乾燥）の塗料に膜厚計の刃を差し込みます。抜いたあとに刃を確認します。刃に塗料がついている部分とついていない部分が確認できます。ついている部分とついていない部分の間がぬれ膜厚となります。例えば、75μmの刃に塗料が付着して、100μmの刃には塗料が付着しなかった場合は、ウエット膜厚は75〜100μmの間ということがわかります。

塗料を塗装後すぐに二つの外輪が最大間隔（校正された目盛の最大の読み）の点で基板に接するように塗膜中におきます。本体を表面に沿ってほぼ360°回転させてから外します。ウエット塗膜と中央輪が接触した位置（中央輪に塗料が付いている）で一番大きな値の膜厚を読み取ります。

塗料を塗装後すぐに二つの外輪が最大間隔（校正された目盛の最大の読み）の点で基板に接するように塗膜中におきます。本体を表面に沿ってほぼ360°回転させてから外します。ウエット塗膜と中央輪が接触した位置（中央輪に塗料が付いている）で一番大きな値の膜厚を読み取ります。

試験片の塗膜に付属のフエルトペンで線を書き込みます。線を90°の角度で横切るように、膜厚計で塗膜をカットします。カットは素地まで深く入り込むようにカットします。本体の照明装置をONにして、カットした塗膜部分を拡大顕微鏡で確認します。拡大顕微鏡には目盛りがあり、カットされた塗膜の目盛りを読み込みます。読み取った目盛りに各カッターの係数を掛けて膜厚を算出します。

【関連規格】 ■JIS-K5600-1-7 ・ぬれ膜厚　測定法1A ■ISO2808 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

【ラインアップ】 ■滑止め加工付きロータリー形ウエットフィルム膜厚計0-25 ・測定レンジ0-25μm 目盛：1μm刻み ■滑止め加工付きロータリー形ウエットフィルム膜厚計0-50 ・測定レンジ0-50μm 目盛：2μm刻み ■滑止め加工付きロータリー形ウエットフィルム膜厚計0-125 ・測定レンジ0-125μm 目盛：5μm刻み ■滑止め加工付きロータリー形ウエットフィルム膜厚計0-250 ・測定レンジ0-250μm 目盛：10μm刻み ■滑止め加工付きロータリー形ウエットフィルム膜厚計0-500 ・測定レンジ0-500μm 目盛：20μm刻み ■023シリーズロータリー形ウエットフィルム膜厚計専用手持ちハンドル ・手持ち部分約150mm　023シリーズに取付けて使用 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。