【検査内容(一部)】 ■金属が主成分と考えられる異物の分析 ■有機化合物(有機溶剤、ゴム、樹脂等)が主成分と考えられる異物の分析 ■生物と考えられる異物の分析 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

【異物分析の流れ】 （1）異物発生状況の打合せ ・現場情報 ・周辺状況 ・懸念される事案 （2）現場状況に合わせた分析を検討 ・（例）発生した異物と懸念される物質との比較分析 （3）状況に合わせて、様々な機器を用いて分析 ・走査電子顕微鏡エネルギー分散型Ｘ線検出装置（SEM-EDX） ・フーリエ変換赤外分光装置（FT-IR） ・デジタルマイクロスコープ ・ガスクロマトグラフ ・スケール分析 （4）異物の特定 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

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●作業環境測定とは 労働者が働いている場所の状態・環境を「作業環境」と言います。「作業環境測定」は、厚生労働大臣または指定登録機関（公益社団法人日本作業環境測定協会）に登録した作業環境測定士・登録機関が、労働安全衛生法に基づき作業環境を測定し、その結果を記録する定期的な測定です。 事業者は、「作業環境測定」を通して、労働者が働く作業環境を的確に把握し、労働者の健康障害を未然に防ぎ、快適な職場環境を整備する必要があります。

飛散した異物を「走査型電子顕微鏡～エネルギー分散型X線（SEM-EDX）」で元素分析を実施。その結果、主な構成元素は炭素・酸素・カルシウムだと判明。持ち帰ったユニットクーラーに使用されているEPDMも同様に元素分析を行った結果、同じ元素が検出され成分比率も似ていることから同じ物質であると推測。 次に「フーリエ変換赤外分光法」による有機物の分析を行った結果、飛散した異物と比較試料のスペクトルが酷似していた。さらに異物の表面と切断面とを比較し、表面からはSEM-EDXでも検出された炭酸カルシウムと同じピーク、また切断面からはEPDMの特徴的なピークが得らえれた。炭素化合物は表面が熱や経年劣化で炭化し、当初の状態からスペクトルが変性することがあるので、切断して内部の状態を観察することがポイント。 上記の事実から「飛散している黒色異物は、ユニットクーラーに使用されているEPDMが経年劣化により飛散している」という結論に至った。結果としてお客様でEPDMを使用している部品を交換し、以降は異物飛散が収まったとのことで、トラブルは無事解決。