【中国会計税務コラム004】中国で発行されたキャッシュカードを使って、日本で日本円を引き出したいのですが、注意点はありますか?
株式会社ライトイヤージャパン
中国の各銀行が個人に対して発行するキャッシュカードを使って、日本の各銀行のATMで日本円を頻繁に引き出した結果、『急にATMで引き出せなくなった!』、『引き出せなくなった年の翌年も引き出せない!』という声を耳にします。そこで国外利用時の注意点をお伝えいたします。
外貨管理局の規定(※)によると、『各カードの1日あたり引き出せる限度額は、1万元相当を超えないこと』、『年間の引き出し限度額は、総額で10 万元相当を超えないこと』となっています。カードを複数枚所有している場合は、各カードで引き出した金額を合算した総額になります。
現金の引き出しができなくなった年とその翌年の2年間は、国外での現金の引き出しが完全にできなくなります。ただし国外での現金引き出しが規制されるのであり、国内では通常通り使用できます。
2年間が経てば元通りに国外で現金の引き出しができます。日本のATMで日本円を引き出すことは両替の手間がなく、手数料も安価なことから非常に便利ではありますが、やはり年間の引き出し限度額にはくれぐれも注意しましょう。
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