導電性グリスとは — 「通電安定 × 接点保護 × 潤滑」を同時に実現する専用グリス
近年、機械装置の電装化が進む中で、接点部の「通電の信頼性」「腐食・酸化の防止」「潤滑による摩耗防止」がますます重要になっています。こうした要求に応えるものが 導電性グリス であり、単なる潤滑剤や防錆剤とは異なる重要な役割を持っています。
導電性グリスは、金属接点部に塗布・充填することで、グリス自体が 電気を通す導電性を持つ媒体 となり、以下のような機能を同時に果たします:
接触抵抗を低減し、安定した通電を確保。発熱や電流ロスを防止。 金属接点の酸化・腐食・摩耗を防ぎ、端子の劣化や焼損を予防。耐湿性・防錆性にも優れる。 接点部の潤滑を兼ねるため、スイッチ、センサー、コネクタなどの動作の滑らかさ、耐久性を向上。
つまり、接点の「導通」「機械的な保護」「環境耐性(湿気・薬品・温度変化など)」をひとつのソリューションで実現できるのが導電性グリスの優位点です。このため、単なる接点復活剤とは異なり、長期的な安定性・信頼性向上が期待できます。

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導電性カーボングリスは、電気接点の接触抵抗を低減し、発熱や酸化・腐食を防止。金型ヒーター端子や温度センサーなどの電気接点保護に最適。





